ハルクの送った餞別はファーストフラッシュ!鷹木信悟がDRAGON GATEを卒業!


10月7日 DRAGON GATE「THE GATE OF VICTORY 2018」福岡・博多スターレーン


(写真などはDRAGON GATE公式より)

<第1試合 20分1本勝負>

Kzy ○横須賀ススム "brother"YASSHI(10分9秒 片エビ固め) 問題龍 ワタナベヒョウ ×箕浦康太

※横須賀カッター


<第2試合 20分1本勝負>

○斎藤了 ドン・フジイ(7分16秒 外道クラッチ)Gamma ×しゃちほこBOY


<第3試合 30分1本勝負>

Kagetora(8分9秒 無効試合)パンチ富永

※REDの乱入


<第4試合 30分1本勝負>

YAMATO ヨースケ・サンタマリア ○U-T(13分53秒 Bienllave)望月成晃 シュン・スカイウォーカー ×吉岡勇紀


<第5試合 45分1本勝負>

○PAC ビッグR清水 Ben-K 神田裕之 吉田隆司(21分28秒 片エビ固め)吉野正人 土井成樹 ジェイソン・リー ドラゴン・キッド ×石田凱士

※ブラックアロー


<第6試合 DRAGON GATE FINAL 60分1本勝負>

○B×Bハルク(17分56秒 片エビ固め)×鷹木信悟

※ファーストフラッシュ


 DRAGON GATEを卒業しフリーとなる鷹木の所属としてのラストマッチが行われ、所属最後の相手として同期であり、かつてのパートナーでもあり、長年に渡って因縁の関係を築いてきたハルクと対戦した。

 序盤こそはグラウンドで出方を伺うも、鷹木がロープに押し込んだ際に逆水平を仕掛けると張り手やエルボー合戦やビックブーツ合戦となり、鷹木の突進をソバットで迎撃したハルクはブラジリアンキックから踵落としと繰り出せば、鷹木はハルクをショルダースルーの要領で前へ放り投げ、バンピングボンバーで場外へ追いやる。

  場外戦になると鷹木は通路奥でDDTを敢行、鉄柱攻撃と痛めつけ、リングに戻るとハルクに足蹴にしてからショルダースルー、スライディングバンピングボンバーを炸裂させ、ハルクを全体重かけて踏み潰し、エプロンに追いやって断崖式を狙うが、阻止したハルクはハイキックからエプロンでのEVOを決め、鷹木に大ダメージを与える。

 リングに戻ると、ハルクは胸板や後頭部めがけてローキックを連打、逆片エビ固めで捕らえ、鷹木の串刺し狙いも踵落としで迎撃してからミサイルキックを放ち、どうした信悟と迫りつつ足蹴にする。

 ハルクは往復ビンタも鷹木は頭突きで応戦、ハルクのキックをキャッチしてドラゴンスクリュー、ハルクのコーナーからの攻撃をデットリードライブで落とすとパワーボム狙いはハルクがリバースするが、鷹木は左のショートレンジバンピングボンバー、ネックスクリューでリードを渡さない。

 鷹木は串刺しを狙うも、かわしたハルクはスワンダイブニールキック、側転からビックブーツ、コンプリートショットからその場飛びローリングセントーン反撃し、コーナーへ昇るが、鷹木がブラットフォールを狙うと、前へ着地したハルクは顔面へローキックを浴びせ、セカンドロープからのローリングセントーンから、フェニックスプラッシュ狙うが、鷹木が雪崩式バックドロップで阻止する。

 鷹木は雄叫びから串刺しバンピングボンバー、パワーボムと畳みかけ、グーパンチからMADE IN JAPANを連発、バンピングボンバーが炸裂も、ハルクはカウント2でキックアウト、鷹木は串刺しバンピングボンバーもハルクがラリアットで相打ちとなり、エルボー合戦は鷹木が左右エルボーもハルクは往復ビンタで応戦してから踵落としを浴びせ、、後頭部へのファーストフラッシュからファーストフラッシュ、側頭部へのローキックの連打、踵落しからファーストフラッシュで3カウントを奪い勝利を収め、去りゆく鷹木にキツイ餞別を送った。


 試合後にハルクが最後に勝ったのは自分で勝ち逃げをアピールすれば、勝ち逃げはさせないと返答、いつか再戦を約束し遠慮なく蹴ってくれたハルクに感謝しつつ、プライベートでは全然会話すらしなかったとことを明かすも、戦友だと認める。

 鷹木はハルクに感謝しつつリングを去ろうとするがハルクが呼び止め、鷹木への声援を煽り。ハルクは鷹木はやっぱり大嫌いだとして、鷹木が嫌いな選手を呼び出すと、REDを除く全選手が揃い、ハルクは「鷹木信悟がいたから、俺はやってこれた、それだけは感謝する」と本音を明かし、その言葉を受けて鷹木がハルクに握手を求め、ハルクは迷うが潔く応じて握手となる。

 Kzyも鷹木との再戦を約束すれば、鷹木の付き人を努め、敵対関係になってからも鷹木にいじられ続けてきたパンチも、今回ばかりは涙を流し、鷹木との別れを惜しむ。土井吉から激励を受けた後はYAMATOも鷹木とハルクの間に割って入りたかったと本音を述べ、そしていつ自分と決着つけるかを迫り、鷹木もいつかの再戦をアピール、そしてやっとREDも登場して清水が「鷹木は引退すると思っていた、目の上のタンコブがいなくなった」と憎まれ口を叩けば、鷹木も「清水が引退してくれれば良かった」と言い返して清水も若干凹んでREDは退場となる。

 鷹木はまだプロレスを30年やりたいとアピールし、鷹木は「14年間、わがままを聴いてくれてありがとう!」とDRAGON GATEラストマッチを締めくくった。

 ハルクは「鷹木信悟がいたから、俺はやってこれた」と本音を述べたが、WWEへ渡った戸澤陽を始めとする同世代の中心にいたのは鷹木であり、ハルクやYAMATO、戸澤も鷹木を追いかけて今日があった。しかしいつからか他の3人が鷹木に追いついてしまっていた。鷹木の苦悩はここから始まっていたのではと思う。

 鷹木は3度に渡ってオープン・ザ・ドリーム王座を奪取し2013年7月21日神戸ワールド記念ホール大会でCIMAの長期政権に終止符を打ったときは、誰もが鷹木の時代が来たと思っていたが、YAMATOに敗れて初防衛戦に失敗してから、DRAGON GATEでは自分の時代を築くことが出来なかった。それを考えると鷹木の出した結論は、団体を背負って立つことより一レスラーとしてのステータスを高めることだったのではないだろうか… 鷹木はDRAGON GATEではジャイアン的存在、けどそのジャイアンが外の世界を見てみたくなった。だからDRAGON GATEを去ることを決断したのではないだろうか…

 8日の新日本プロレス両国大会で内藤哲也が予告するロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの新メンバーは鷹木ではないかという噂もあり、もしそうだとしても、賛否を呼ぶと思う、けど現在の鷹木は外でやっていける実力は充分に備わっている。今後の鷹木信悟の活躍に大いに期待したい。


 セミファイナルではPACを加えたREDがオリジナル&自称のMaxiMuMと10人タッグ戦で対戦し、PACが石田を投げ放しジャーマンからレッドアロー改めブラックアローで勝利も、試合後に脇腹負傷で欠場しているEitaが、試合が出来ないことに逆ギレしてキッドのマスクを奪い取ると土井が奪い返し、キッド&石田を正式にMaxiMuMに受け入れることをアピールした。

 今までキッド&石田は自称MaxiMuMとして土井吉に付き纏ってきて嫌がられていたが、MaxiMuMの3人だけの状態が続いていたことから、仕方なく受け入れたようだ


 また11・4大阪大会のカードも発表され、キッドvsパンディートのブレイブゲート選手権、PACvsフラミータが決定となった。