ダブルヘッダー夜の部はイサミのいないBASARA!


10月13日 プロレスリングBASARA「伐折羅・捌拾〜大阪の陣・世界〜」大阪世界館 169人


<第1試合 20分1本勝負>

○ベストストレッチマンV3   ストレッチマンマン(9分4秒 体固め)×中野貴人 ヤス・ウラノ

※ベストストレッチボンブー


<第2試合 BASARA世界三大シングルマッチ〜ヨガも取り扱い注意〜 20分1本勝負>

○谷嵜なおき(12分1秒 エビ固め)×トランザム☆ヒロシ

※インプラント


<第3試合 20分1本勝負>

塚本拓海 ○政岡純(12分50秒 片エビ固め)×久保佑允 SAGAT

※カルデラ


<第4試合 BASARA世界三大シングルマッチ〜野猿の尻尾に仏陀斬り〜 30分1本勝負>

○阿部史典(10分57秒 オースイスープレックスホールド)×下村大樹


<第5試合 30分1本勝負>

○関根龍一 藤田ミノル(17分0秒 エビ固め)中津良太 ×瀧澤晃頼


<第6試合 BASARA世界三大シングルマッチ〜FUMA FEST extra track〜>

○HUB(19分14秒 蛇苦ナイフパッケージホールド)×FUMA


 夜はBASARAを観戦、BASARAは以前から観戦したかった団体の一つだったが、自身の都合のためなかなか実現ぜず、今回はやっと実現となったが、昼間の東京女子と比べて客席のイスは減っていた。

 大会前には新藤力也リングアナによる前説タイム、以前はDDTのリングアナだったが現在はBASARAの担当、まず欠場中の木高イサミの容態が報告され、年内いっぱいは欠場となり復帰は年明けになるという。そのせいかイサミは会場には姿を見せず、イサミ抜きでどれだけやれるのか試される大会となった。


 第1試合では前説を務めたストレッチマンV3とマンマンが登場、マンマンの正体は自分にとって因縁のあるバナナ千賀で、3月のトラウマがあってか、自分はすぐ荷物を隠してしまっていた。試合はV3が足を引っ張りまくって、マンマンがツッコミまくる。やっとV3 が反撃するが、必殺技の前にストレッチをするなどカオス、それでも連係で中野を捕らえたマンマンがカセットアームで一撃してから、V3がストレッチボムことベストストレッチボンブーで勝利を収める。


 第二試合の谷嵜vsヒロシは、以前のアメリカンキャラからヨガキャラになったヒロシに谷嵜は不気味がり、ヒロシはヨガのポーズを取って谷嵜が蹴るとあっさり倒れ、あまりの弱さに谷嵜も呆れる。早く試合を終えたくなった谷嵜はカサノヴァで勝負に出るが、キャッチしたヒロシが曼荼羅捻りを決め、コブラツイストで捕獲も、DHから地獄の断頭台で反撃した谷嵜は再度カサノヴァを狙うが、ヒロシが逆さ押さえ込みを狙ったところで突然音楽が鳴り、小学生の組み立て体操みたいなヨガのポーズを取って、谷嵜をヨガワールドへ引きずり込もうとする。しかし谷嵜はゆったりとしながらインプラントで突き刺して3カウントとなり、谷嵜が勝利となる。

第3試合の正規軍vs魁!!鋼鉄家族は、SAGATがブレイ・ワイアットを彷彿させる不気味な動きで翻弄しつつ、久保との連係を生かしてリードを奪う。塚本を排除したSAGAT組は、プロレスリング紫苑から参戦した政岡を捕らえにかかるが、政岡がレフェリーを盾にするとSAGATのスピアーが久保に誤爆、SAGAT組の混乱に乗じた政岡が塚本とのスーパーキックの波状攻撃を久保に浴びせると、最後は政岡がカルデラで3カウントを奪い、まさかの敗戦を喫した久保はSAGATの制止を振り切って政岡に襲い掛かって乱闘となるも、政岡も若い選手ながらもインサイドワークに長ける選手、これは案外掘り出しものの選手なのかもしれない。

第4試合の下村がアームホイップからのハンマーロックでリードを先手を奪うも、阿部vs下村は場外戦でリードを奪った阿部が下村の尻尾を利用してリードを奪うが、側頭部へのスライディングキックで反撃した下村はその場飛びムーンサルトを決め、コーナーに昇るも、尻尾を掴んで阻止した阿部がソバットを浴びせる。

阿部は脇固めから腕固めで攻勢に出るが、伊良部パンチを野球チョップで応戦した下村はフェイント合戦を仕掛けるも、阿部は回転浄土宗を決め、下村のアサイDDTを狙ったところで阿部がオースイスープレックスで切り返し3カウント、阿部が技ありで勝利を収める。

 セミファイナルではユニオンMAX王者となった中津がASUKA PROの瀧澤と組んで関根&藤田の戦闘部族と対戦、9・21後楽園で中津は谷嵜から王座奪取後に、関根が騎馬隊を解消して藤田と組んで戦闘部族を結成、中津と関根は解消後初の対決となったが、試合前に戦闘部族がアイテムである尻尾を使って卑猥な行為を披露、レフェリーは試合を始めたいために辞めるように指示するが、逆にいじられるため、レフェリーが逆ギレ、仕方なく開始となる。

 先発は藤田と瀧澤も、中津と関根が対峙すると、互いにやりづらいためかコンタクトせず、藤田からも「元カノかー!」と突っ込まれ、藤田が強引に代わったことでファーストコンタクトが失敗となってしまう。

 その後は戦闘民族が瀧澤を捕らえ、中津と関根が2度目のコンタクトとなるが、まだやりづらさが残るのかコンタクトできないどころで、中津が仕掛けてからやっと打撃戦を繰り広げる。

 終盤には戦闘民族が瀧澤を捕らえ、関根が36ハンマーから龍蹴斗、そしてカミカゼを狙うが、着地した瀧澤が回転エビ固めで丸め込んだところで、関根が切り返して3カウントを奪い勝利。


試合後に食い下がる瀧澤に、下村も加わった戦闘民族が中津と瀧澤に襲い掛かると、谷嵜が駆けつけて二人を救出、vs戦闘民族に向けて共闘をアピールした。

メインはFUMAがHUBと対戦、HUBを生で見るのも何年ぶり以来か、二人は沖縄プロレスからの関係だが、シングルでの対戦は初らしく、HUBは1ヶ月間負傷欠場していたため、この試合が復帰戦だったという。

 序盤はHUBがじっくりとしたグラウンドでリード、FUMAがなかなかリードを奪えない展開が続くが、メイロック・サミングで反撃したFUMAはキャメルクラッチや腕十字、尻尾攻撃をかわしまくって流れを変えようとするが、ノーガードだった足に尻尾攻撃を喰らってしまうと、HUBはサソリ固めやニーロックなど足攻めで再びリードを奪う。

 劣勢のFUMAはダイビング式ニールキックで一気に流れを変えると、起き上がり小法師式ミドルキック、ターンバックルへのエクスプロイダーと繰り出し、アルゼンチンバックブリーカーで担ぎ上げるも、スリーパーで逃れたHUBは串刺しニー、ジャックハマーこと蛇苦波布と畳みかけるが、ペティグリー狙いはFUMAが堪え、シャイニングウィザードもかわしたFUMAはレッグラリアットことHeavy Metal Swordを浴びせるも、HUBもシャイニングウィザードで応戦する。

 HUBの619狙いをかわしたFUMAはコーナーにHUBをセットするとドロップキックを発射、場外に落ちたHUBにバミューダトライアングルを炸裂させるが両者ダウンとなってしまう。

 リングに戻るとHUBはジャーマンを狙うが、FUMAは急所蹴りで阻止も、HUBは尻尾攻撃からラリアットを浴びせ、ハイパーストライクからペティグリー、猛毒波布空爆を投下も、FUMAは剣山で迎撃する。

 FUMAはスーパーキックからダイビングエルボードロップことHeavy Metal Anthemを投下するが、かわされてしまうと、HUBはシャイニングウィザードから、逆打ち、そしてスカイ・デ・スクールボーイこと蛇苦ナイフパッケージホールドで3カウントを奪いHUBが勝利となった。

  試合後にはHUBが「俺の1ヶ月ぶりの復帰戦がオマエでよかったよ」と健闘を称えれば、FUMAも「今日は完敗だった。でもなこれがスタートだ!」と再戦をアピール、そしてヘッドバンキングで健闘を称えあい、鋼鉄家族の面々も加わって大会を締めくくった。

大黒柱のイサミに抜きでどこまでやれるのかと思ったが、充分に盛り上げることが出来た。イサミが戻ったときにはどうなっているか、また観戦したい。

(その他の写真はこちら

 

 

 


 


伊賀プロレス通信24時

略して「イガプロ!」、三重県伊賀市に住むプロレスファンのプロレスブログ!