坂口征二、天龍源一郎が発起人…ジャイアント馬場さん没後20年追善興行開催へ

東京スポーツが報じたとおり、「ジャイアント馬場没20年追善興行〜王者の魂〜 アブドーラ・ザ・ブッチャー引退記念〜さらば呪術師〜』2019年2月19日、両国国技館で開催されることが正式に発表され、記者会見が行われた。


発起人は馬場元子さんの死去後にジャイアント馬場さんの肖像権管理事業を継承した元子さんの又甥(またおい)にあたる緒方公俊氏(株式会社H.J.T.Production代表)氏で、実行委員には全日本プロレスの社長である秋山準、新日本プロレス相談役の坂口征二、馬場さんの弟子の一人である天龍源一郎が名を連ね、新日本プロレス、全日本プロレス、NOAH、大日本プロレス、WRESTLE-1が選手派遣を決めており、カードも各団体の提供試合ではなく「ミックスというか混ぜた形で提供させていただきたいと考えております」


まず驚いたのは絶縁関係となっていた新日本とNOAHが揃うということ、8・31後楽園での「TAKAYAMA MANIA EMRIRE」でも新日本はNOAHも絡んでいるということで混成タッグではなく、提供試合に留め、丸藤デビュー20周年記念大会でも新日本勢は一切花を寄越さないなど、なるべくNOAHだけでなくDDTのとの絡みを避けていた。今回は馬場さんの没20周年だけでなく、新日本としてもブシロード体制となってからは「OBを大事にする」と掲げたこともあって、中途半端な形での派遣となれば新日本のOBである坂口の顔も潰すことになるから断れなかったのもあったのか?また各団体に繋がりを持つ天龍も関わっていることからZERO1やDRAGON GATE、DDT勢の可能性も否定出来ない、もし参戦となれば想像以上に規模の大きい大会になることは必至かもしれない。


 当日にはスタン・ハンセンもゲストとして招かれるが、アブドーラ・ザ・ブッチャーの引退式も行われることも決定した。ブッチャーは平成12年1月に武藤敬司体制の全日本に参戦したが試合が出来るコンディションでないにも関わらず、来日したことで賛否が問われ、ブッチャーも試合が出来ず、そのまま引退していた。ブッチャーもハンセンに並んで日本マットに貢献してきた外国人選手の一人、長年活躍してきた日本で引退式を執り行ってもらえるのは幸せ者かもしれない。


 馬場さんの追善興行で最も期待したいことは絶縁関係といわれている新日本とNOAHまたDDTとの関係改善、そう簡単にはいかないのかもしれないが・・・