最侠タッグは浜&中之上が制覇!3位決定戦で045邪猿気違'sが観客に支持され乱入!

10月25日 大日本プロレス「最侠タッグリーグ2018 優勝決定戦」後楽園ホール 1058人


(アピール、コメント、写真などはプロレス格闘技DX非会員版より)

<第1試合 15分1本勝負>

吉野達彦 関札皓太 ○青木優也(6分33秒 片エビ固め)×橋本和樹 阿部史典 石川勇希


<第2試合 20分1本勝負>

○忍 ツトム・オースギ バナナ千賀(8分5秒 エビ固め)×野村卓矢 バラモンシュウ バラモンケイ


<第3試合 20分1本勝負>

○関本大介 河上隆一(10分26秒 片エビ固め)加藤拓歩 ×兵頭彰

※ショートレンジラリアット


<第4試合 有刺鉄線ボードタッグデスマッチ 30分1本勝負>

○宮本裕向 最上九(10分53秒 変型恥ずかし固め)藤田ミノル ×星野勘九郎


<第5試合 凶器持込みデスマッチ 30分1本勝負>

○高橋匡哉(11分56秒 キャメルクラッチwithグレーター)×植木嵩行


<第6試合 「最侠タッグリーグ2018」3位決定戦 蛍光灯タッグマッチ 30分1本勝負>

▲伊東竜二 関根龍一(12分7秒 無効試合)アブドーラ・小林 ▲宇藤純久


(試合終了後)

葛西「ストップ・ザ・ミュージック(再び「葛西」コール)おい、4年7ヵ月ぶりにこの大日本プロレスの会場に来たけども、刺激が足りねえから、刺激を投入しにきたよ。11月11日の両国、お前らに任せるとよ、ぬるい形式しか思いつかないだろうから、おれっちが刺激的な形式を用意しといてやろう(と不敵に言い放ち、沼澤とともに脳天に蛍光灯を振り下ろして気合いを入れ、そのままリングをあとにする)


アブ小「この2ヵ月のリーグ戦は、あいつには絶対負けません。宇藤。お前と俺は全国で血を流してきて、リーグ戦を戦ってきて、3位決定戦がこんなになっちゃって…。俺はあんなヤツに絶対負けないぞ。刺激が無かった? 大日本の刺激、大日本プロレスファンも知ってるだろ? 大日魂を見せます!」


【試合後の小林&宇藤】

アブ小「どっちが勝ったんだ?」

宇藤「勝ち負けついてないですよ。両国のビッグマッチの前だなんだって言いますけどね、後楽園ホールだってビッグマッチですよ。後楽園ホールを見るたびに、時間もお金も使って、人が集まってるんですよ。それを台無しにしといてふざけるなよ。小林さんたちはまだ両国で当たるからいいかもしれないですけど、俺からしたらあんなの関係ないですからね。大事なところを関係ないのに潰されたのはこっちですから」  

アブ小「テンション上げたいけど下がるね。2ヵ月頑張ってきたのに、こんなんでね。まあ、やるかやらないかですね。やりますよ。そのやるはあの“殺る”ですよ。やるやるですよ。やっちゃうってことですよ。あいつらがこう来るなら。正直、ルール破りでしょ? 相手様のリーグ戦に入ってきて、3位決定戦だけど、順位決定戦。2ヵ月やってきたリーグ戦ですよ。そこまでして目立ちたいかと。葛西純ブランドを守るのは大変だなと思いますね、正直。もうやるかやらないかだったらやる。そのやるはやるやるですよ」 

宇藤「小林さんはスッキリしても俺はスッキリしないですよ。何のためにやってたかですよ。まあね、こっちは売名だなんだって言っているんでね。これすらも売名に利用してやるっていうのは明日以降言えるかもしれないですけど、今はそんな気持ちじゃないっすよ。邪魔しやがってね。ああやって割って入るんだったら、両国終わってからでもいいですよ。別に伊東さんたちとの再戦でもいいですし、あの2人を入れて3WAYでも何でもいいですよ。何でもやってやりますよ。クソ。戦う理由ができたな。本当はリーグ戦が終わって、やるつもりなんてなかったですけど、デスマッチ。理由があるからね」

アブ小「ずっと戦ってきたからね。絶対に損にさせちゃいけないよ。リーグ戦、3位はなしか。けど、爪跡は残したよ。結局俺だよ、結局俺ら」

宇藤「経験は俺たちの中に残ってますからね。5年後、10年後。いや、来年、再来年。いや、2ヵ月後、3ヵ月後、近いうちに大日本を変えていくから、経験も積んだわけですよ」

アブ小「マスコミさん的にはここでね、テンション上げていくと思うんだけど、正直下がりますね。だからこそ、やるからにはやるってヤツですよ」 

宇藤「でもね、4年何ヵ月ぶりって言ってますけどね、俺いねえから、あの人のこと知らないんだよ。あの人がどれだけ凄かろうが、知ったこっちゃないよ」

アブ小「4年前なんて忘れちゃった」

宇藤「同じ技も使ってますけどね。あの人の技じゃないですから。俺のリバースタイガーは山川さんの技ですから。葛西純の技じゃないですよ。クソ、悔しいな」 


 【試合後の伊東&関根】 

伊東「関根、3位決定戦、どうなったんだ?」  

関根「3位決定戦ですよ、3位決定戦。あいつらなんだよ、邪魔しやがってよ。やっとここまで辿り着いたんだよ、俺はよ。邪魔すんじゃねえ、ふざけんじゃねえよ。もう1回、何でもいいよ、3位決定戦やれよ。俺はその気持ちしかないっすよ。あんなヤツ、邪魔しやがってよ。ふざけんじゃねえよ。勝敗決めたかったんだよ、俺はよ。両国、あいつらやっちまってくださいよ。お願いしますよ。俺は腹立ってますよ」  

伊東「刺激が欲しいと言いながら、わざわざこちらに刺激を与えに来てくれる。じゃあ、うちらが両国で、俺と小林がとんでもない刺激をお返ししてやります」 


 【バックステージでの045邪猿気違's】 

葛西「おい、沼。刺激が欲しくてよ、お前の両国要請を受けたけど、今日様子を見に来たらどうだ? 全然刺激が足りないね」  

沼澤「申し訳なくてしょうがない。あれだったら2人でシングルやったほうがいいやと思ったね。オッサンが傷の舐め合いみたいなデスマッチやっててもつまらないんだからよ。俺たちもオッサンだけど、俺らの前に立つんだったら、もっと本当に仕上げてこないと死んじゃうよ。存在もなにも死んじゃうよ、小林&伊東」  

葛西「まあ、大日本のデスマッチ、葛西純という劇薬を投入したかぎり、このまま大日本のデスマッチが死ぬのか? それとも劇薬を投入したことによって蘇生するのか? そんなこと、俺は知ったこっちゃねえ。とにかく…とにかくだ。葛西純という劇薬を投入したかぎり、葛西純にまた関わったかぎりは、おれっちに刺激をくれよ。以上だ。まあ、久しぶりの045邪猿気違's、楽しみにしてくれ」

沼澤「11日はあの2人死ぬから。命とかじゃなくて、存在が死んじゃうから。小林&伊東、たぶん大日本の歴史からなかったことになるから」  

葛西「それと11月11日、あいつらに任せておくと、どうせまたぬるい形式しか用意しねえだろうから、おれっちが刺激的な形式、用意しておくから。楽しみにしておけよ」


<第7試合 30分1本勝負>

▲竹田誠志 塚本拓海(12分10秒 無効試合)▲鈴木秀樹 菊田一美


◎再試合

○竹田誠志 塚本拓海(0分42秒 アンクルホールド)鈴木秀樹 ×菊田一美


(試合終了後)

竹田「今日さ、こういう試合ってわかってたけど、俺らあえてストロングの土俵で戦ったよ。あなたがイスを持ち込んだってことは、俺らの土俵にまんまと足を踏み入れたってことだ。イコール俺らの勝ちってことだよな。でも鈴木秀樹、やっぱりあんたは強いよ。強いけど、デスマッチファイターもデスマッチだけじゃない」


鈴木「メインどうぞ。メイン頑張ってください(言い残して去る)」


竹田(リングから降りていた塚本を呼び込み)主役は竹田、鈴木だったかもしれないけど、今日一番光ってたのは塚本拓海だろ。今日はお前のおかげで大日本の両国大会、結果的に勝ち取れました。両国大会、高橋匡哉は通過点。終わった後に塚本拓海、1年越し後楽園ホールでやろうぜ」


塚本「俺も止まってるわけにいかないんで、わかりました。あなたの結果を楽しみに待ってます」


竹田「大日本プロレスはデスマッチ団体。両国国技館は俺が締めてやる!」


<第8試合 最侠タッグリーグ優勝決定戦~BJW認定タッグ王座決定戦~30分1本勝負>

○浜亮太 中之上靖文(12分34秒 体固め)×橋本大地 神谷英慶

※合体オオキドプレス

☆浜&中之上組が第47代王者となる


(試合終了後)

中之上は「やりました!自分は劣等生で、ずっと負け続けてやってきましたが、コツコツ積み上げて、やっとベルトを獲ることができました。皆さんの応援のおかげです。これからはこのベルトとともに、もっともっと成長して、もっともっと大日本プロレスを面白くしていきます。では、最後は勝った浜選手に締めていただきましょう」

浜「最初は優勝候補でも何でもなかったんですけど、白星をドンドンドンドン取ることができて、本当に皆さんのおかげでこういう結果になりました。また、僕はデビューしてから10周年になります。10年前に中之上と一緒にプロレスの道に入門しまして、まさかこういう大舞台で一緒に組んでベルトが獲れるとは思ってもなかったです。今までの苦労とか、つらいこととか全部忘れました!これからも中之上とこのベルトとともに、中之上が言ったように一緒に成長して、大日本プロレスをドンドンドンドン僕の身体のようにデカくしていきますんで、皆さんついてきてください。もともと中之上と僕は武藤敬司選手の弟子です。休んでいる武藤さんも喜んでくれると思います。ダイニッポン、イヤァー!」


【試合後の浜&中之上】

浜「ありがとうございました」 

中之上「ありがとうございました」

浜「おかげさまで何とか優勝することができました。やっぱり一番つらい時期に一緒にいたパートナーだから、昔のことを何かフツフツと思い出してきて、ちょっと感動しちゃいましたけど。本当に2人とも強くてね。でも、まだまだ『そうはいかん』という気持ちがあったから。その気持ちが勝ったんだと思います」 

中之上「自分は、ウサギか亀かと言ったら、完全に亀ですけど、亀でも10年やってきて、何とかこういう結果を残せるということが証明できたんで、凄い嬉しいですね。世の中の亀だと思う人にちょっとでも勇気が与えられたらいいなと思います」 ――締めが武藤選手にあやかったものだったが、原点を意識した?  

浜「やっぱり武藤さんとカズさんは僕らのコーチ・先生なんで。そこはもう感謝の気持ちでいっぱいでしたね。あの2人がいなかったら、今の僕は絶対にないんで」 ――大日本でもこのタッグでベルトを獲ったことについては?

浜「リング上でも言ったけど、それが感慨深くて。10年前はこんなこと想像もしてなかったから。人生やっぱり"上り坂・下り坂・まさか"だからね。まさか…登坂…違うか。そういうのがありますから。登坂社長のおかげで今があるんで、感謝の気持ちを忘れずにこれからも頑張っていきたいと思います。今度の11月11日に僕の故郷の両国国技館で、そこでもチャンピオンなんでね、このベルトを懸けて、誰でもいいんで、タイトルマッチをやりたいと思ってますけどね」

 ※ここで3代目血みどろブラザーズの植木&佐久田がコメントブースに姿を現す 

植木「浜さん、中之上さん、優勝おめでとうございます。それに伴って、自分ら血みどろブラザーズがそのタッグのベルト、挑戦させてもらってもよろしいでしょうか?」 

浜「ええっ? 中之上、どうすんだよ?」  

植木「自分らはこの最侠タッグリーグで浜さん、中之上さん組と当たってないですが、今回、6人タッグのベルトを自分らが…しかも、仙台で佐久田が浜さんから獲ったじゃないですか」

 佐久田「ホールでもね、何回もやってますけど、何回か俺らが勝ってるんで、まだ決着ついてないんじゃないですか?」  

植木「6人タッグは今回、高橋さんがデスマッチ王座をやりますけど、タッグのベルトで自分ら血みどろと…。今、ノリにのっているんで、ぜひ今日タッグリーグを獲った浜さんと中之上さんとうちら血みどろでやりたいです。どうかよろしくお願いします」 

佐久田「よろしくお願いします」  

浜「中之上がいいんだったら、俺はいいよ。その代わり、俺らデスマッチはやらないからね」  

植木「わかりました。デスマッチとストロングの間を取って、テーブルクラッシュマッチでいかがでしょうか?」 

浜「なんだよ、それ?」  

植木「昔、最侠タッグのチャンピオン、ツインタワーズもこのテーブルクラッシュマッチで挑戦を受けています。どうか浜さん、中之上さん、テーブルクラッシュマッチで挑戦受けてもらえないでしょうか?」 

浜「どうするんだ、中之上?」  

中之上「はい…。一番最初にこうやって出てきてもらえたんで、ちょっと嬉しいというか。テーブルクラッシュというのはいまいち僕もやったことないし、どうなるかわからないですけど」 ▼植木「受けてくれるって言ったんで」 

佐久田「言いましたよね、今?」 

植木「どうですか?」 

浜「そんだけ血まみれで頭を下げられたら、もう受けるしかないからな」 

中之上「はい」 

植木「受けてくれますか?」 

浜「押忍」  

植木「それじゃあ、両国国技館、11月11日、このタッグベルトを懸けて、テーブルクラッシュマッチでよろしくお願いします!」 

浜「押忍!(植木&佐久田が去っていく  )あんな血まみれで頭を下げられたら。あれで断ったら、俺らムチャクチャ悪党じゃないですか。あまりモタモタするのはイヤだから。せっかちだからね。11月11日、初防衛戦、ぜひ皆さん観に来てください。よろしくお願いします」


 最侠タッグ優勝決定戦が行われ、序盤は2連覇を狙う大神が中之上を捕らえるも、交代した浜がぶちかましやラリアットを駆使して大神の二人をなぎ倒して反撃、だがオオキドプレスがかわされると、大神は浜に集中攻撃を浴びせ、刈龍怒も決まって浜を追い詰める。

 しかしカットの入った中之上が大神の二人にラリアットを浴びせると、浜が大地をオオキドプレス、中之上の援護から幕下インパクト、そして二人による合体オオキドプレスで大地を圧殺して3カウントを奪い、浜&中之上がタッグリーグを制覇と同時にBJWタッグ王座も奪取した。

 両チームはリーグ開幕戦となった8・12後楽園で対戦しており、この時は浜組が勝利、大神としても2連覇やタッグ王座奪取だけでなく、開幕戦でのリベンジもかけての優勝決定戦だったが、今回も大神が返り討ちにされ、準決勝では10・16新木場では神谷が「変えるぞ!大日本!」とアピールしたが、大神だけでなく神谷にとっても手痛い敗戦となった。

 試合後のバックステージでは新王者となった浜組に3代目血みどろブラザーズの植木&佐久田俊行が挑戦を直訴、浜組が受諾したことで11・11両国での選手権が決定した。ルールは血みどろが得意とされるテーブルクラッシュマッチだが、今回のパートナーは高橋ではなく佐久田で、佐久田は欠場中だけでなく、浜との体重差もあることから、状況的には不利だが、テーブルをどう生かすかにかかってくる。

 セミファイナルで行われたタッグ戦は、11・11両国のメインがかけられ、鈴木組が勝てばストロング、クレージーラヴァーズが勝てばデスマッチがメインとなる。序盤は鈴木と竹田がグラウンドで渡り合い、菊田も打撃で塚本を攻め込むが、場外戦になると大荒れとなり、竹田も鈴木もイスで殴打しあったため無効試合となるも、再試合では竹田が菊田をアンクルホールドでギブアップを奪い、デスマッチが両国のメインを飾ることになった。また第5試合で11・11両国で竹田の保持する高橋が植木を降した後で、デスマッチの試合形式を発表、リング下二面にバリケートを設置すると発表したが、果たしてどんな試合形式になっていくのか?

 また第6試合で行われた「最侠タッグリーグ2018」3位決定戦は、小林軍団が合体バカチンガーエルボーから関根を捕らえて、アブ小がダイビングバカチンガーエルボーを狙ったところで、葛西純と今大会では試合から外されていた"黒天使"沼澤邪鬼の"045邪猿気違'sが乱入、葛西がアブ小にパールハーバースプラッシュを投下してから両軍と乱闘となり、試合は無効試合となってしまうが、葛西は沼澤とキスをかわしてから大日本に本格参戦をアピールした。驚いたのは045邪猿気違'sの行為は無法乱入でブーイングが起きるものだが、ファンは支持してしまっていたこと、ファンは大日本より葛西を望んでいたということなのか…


最侠タッグが終わったが、11・11両国が待っている。果たして今年の両国はどんなドラマが待ち受けているのか…

伊賀プロレス通信24時

略して「イガプロ!」、三重県伊賀市に住むプロレスファンのプロレスブログ!