「オレは強くなりたいんだ!」と叫んでから1年半・・・清宮海斗がGLOBAL LEAGUE 2018優勝!

11月26日 NOAH「GLOBAL LEAGUE 2018」後楽園ホール 1442人満員


(アピール、コメント、写真はプロレス格闘技DX、試合内容は実況ツイートより)

<第1試合 GLOBAL LEAGUE 2018 Aブロック代表決定戦 3WAYマッチ 60分1本勝負>

○中嶋勝彦(7分47秒 片エビ固め)×拳王

※フランケンシュタイナー もう一人は佐藤耕平

☆中嶋が優勝決定戦に進出


<第2試合 20分1本勝負>

○原田大輔 HAYATA YO-HEY(9分27秒 片エビ固め)小川良成 宮脇純太 ×稲村愛輝

※ダイビングエルボードロップ


<第3試合 20分1本勝負>

モハメド ヨネ クワイエット・ストーム ○大原はじめ 熊野準(7分45秒 ムイビエン)井上雅央 ×諸橋晴也 林棟軒 MA朱江


<第3試合 30分1本勝負>

マイバッハ谷口 ○長井満也 コーディ・ホール(9分7秒 ナガイロック)マサ北宮 樋口和貞 ×岩崎孝樹


  【長井の話】「リーグ戦、このメンバー、決勝に残れなかった。…そんなことは大したことじゃねえんだよ! いいか!? 次の後楽園で新しいフーリガンズを投入する。それを起爆剤にな、もう一回GHCタッグベルトを、この俺たちがビッシビシ狙いにいくからな! お前ら楽しみにしとけ!」


<第4試合 30分1本勝負>

○潮崎豪 小峠篤司(10分3秒 片エビ固め)杉浦貴 ×齋藤彰俊

※豪腕ラリアット


<第5試合 GHCジュニアタッグ選手権試合 60分1本勝負>

【第34代選手権者】Hi69 ○田中稔(16分1秒 ミノルスペシャル)【挑戦者組】金本浩二 ×大和ヒロシ

☆Hi69&稔が4度目の防衛に成功


(試合終了後、大原&熊野登場)

大原「稔さん、Hi69さん防衛おめでとうございます。単刀直入に…ベルトに挑戦したいんです(以前から挑戦をアピールしていた諸橋が怒りをあらわにし、大原に詰め寄る)公務執行妨害で逮捕しますよ。諸橋さん、挑戦表明してましたか、ちゃんと。とりあえずパートナーがいないですよね? ちゃんとした形で挑戦表明しないと、たぶんダメだと思うんですよ。まだ実績がないってお客さんも思うと思うんですよ。でも、自分のプロレス愛、ノア愛を絶対みんな見てくれていると思っています、僕は。俺は口だけじゃない。行動で示してきた。俺にベルトがあれば、もっともっといろんなことができたと思ってます。ベルトを巻いて、俺はもっとノアを、プロレスを広めていきたい。だから、自分たちにチャンスをください(それでも諸橋が引かないとみるや、熊野が実力行使。場外に連れ出し、鉄柵に投げつけると、そのまま鉄柵の外に投げ捨てた。セコンドが止めに入り、諸橋は悔しさを爆発させながら下げられる)返事きかせてくれますか?」

稔「なるほど…。前の後楽園で諸橋君が真っ直ぐな気持ちで挑戦表明したのに、あんなことするんだったら、公務執行妨害だぞ。逮捕するからな。まあ、いいや。一日警察署長。なかなかムイビエンな挑戦表明だ。このベルトがほしいってヤツが挑戦資格のあるヤツだと思っているから、いつでもやってやるよ。ただし! 返り討ちにしてやるからな。このスットコドッコイ!」

(その後、金本と大和はリングを去ろうとする稔とHi69を呼び止める。両軍は握手を交わして健闘を称え合った)


 【大原の話】「僕は今日、神奈川県中原署の一日署長、そして人生で初めて自分の地元・武蔵小杉でプロレスのイベントを成功させてきました。武蔵小杉の長い歴史でプロレスが行われたのは初めてです。やっぱりこういった地域活動にプロレスをどんどん出していって、ノアはもとより、プロレスを盛り上げていくことができたら、とってもムイビエンだと思います。ただひとつ悔しいのは、こうして大きな結果が出たにも関わらず、自分の腰にベルトが無いのがひじょうに悔しい。ベルトがあれば、もっと色んなことができたかもしれない。もっと大きなことができたかもしれない。なので、これからはもっと貪欲にベルトを狙って、ベルトが獲れるようにアピールしたい。(ジュニアタッグ挑戦を表明していた)諸橋さんからたまたま勝ちましたし、諸橋さんが誰を連れてくるのか、まだパートナーも分かってない。それに鈴木鼓太郎&小川良成も本当に組むのかどうか不透明。いろんなチームありますけど、どこも正式な挑戦表明をしていない。なので僕らで挑戦表明をして、何とかタイトルマッチにたどり着きたいと思います。多分、プロレスリング・ノアをちゃんと見てくれているファンの方なら、僕がいかにノアを愛し、プロレスを愛して行動してきたかは分かってくれると思います。その評価が自分の支持につながって、挑戦を許してくれるんじゃないかと僕は思ってます。だから僕は堂々と挑戦しにいきます。というワケで今日もムイビエン」


<第6試合 GHCジュニアヘビー級選手権試合 60分1本勝負>

【第37代選手権者】○鈴木鼓太郎(16分40秒 体固め)【挑戦者】×タダスケ

※ジャベリン

☆鼓太郎が2度目の防衛に成功


(試合終了後)

原田「俺はもう、この声を裏切りたくない。鈴木鼓太郎、そのベルト懸けて俺ともう一回勝負してくれ」

鼓太郎「お前らよ、次から次へと出てきやがって。俺いくつだと思ってんだ。質より量で勝負か? RATEL'Sは物量作戦で勝負か? それよりお前、何も賭かけないで、何かを得ようとしてるのか? お前の一番大事なものかけろよ(場内から飛んだ「髪の毛!」の声に「そっちかよ」とツッこんだ)次、お前が俺に負けたら、RATEL'S解散しろ。そしてその髪の毛も解散しろ。それが俺からの条件だ。あとは好きにしろ」

原田「やってやるよ、(鼓太郎が足早に去る)GHCジュニアはノアのベルトです。ここを辞めたヤツがずっと持ってても輝かないと思います。俺が獲り返して、この大好きなノアジュニアをもう一度輝かせてみせます。応援よろしくお願いします」


【原田の話】 

――挑戦を表明したが?  

原田「やっぱ2敗して、このまま次に誰かが行くのを見てるのもしんどいし、やっぱり自分で落とし前はつけないといけないんで」 

 ――改めて挑戦に何を懸ける?  

原田「RATEL'Sでしょ? それしかないなって。ベルトもないし、何もないし。まあ、あいつが言ったように、この2年間、みんなで盛り上げてきたRATEL'Sを懸けるしかないなと思ったんで」 

――防衛戦を見た印象は?  

原田「まあ、自分も2回やってますし、いろいろ見てて、いろんな策というか、自分のできるものが見えてきたんで。だから、次こそは絶対に倒したいなと思ってます」


<第7試合 GLOBAL LEAGUE 2018 優勝決定戦 時間無制限1本勝負>

【Bブロック1位】○清宮海斗(18分34秒 タイガースープレックスホールド)【Aブロック代表】×中嶋勝彦


(試合終了後)

清宮「皆さん、応援ありがとうございます! まさか自分がトロフィーの前でこうやって立って喋るなんて思いませんでしたけど、自分だけで戦っているんじゃないんだと。皆さんの応援が最後まであったから、諦めずに最後まで戦うことができました(「海斗」コールがこだまする)あと1つ、言いたいことがあって…。杉浦さん、ベルトに挑戦させてください」

(実況席にいた杉浦はリングに上がった)

杉浦「優勝したんだもんな。やるしかないでしょ。GHCのベルトを懸けて、お前とやってやるよ(と受諾し、リングをあとにする)

清宮「ありがとうございます。俺はここにいるみんなと新しい景色を見に行きたい。だから、これからのノアの顔はこの俺だ!今日は皆さん、ありがとうございました」


【試合後の清宮】 

――改めて優勝した今の心境は?

清宮「本当に勝てるなんて僕の妄想の中の話で、現実にこうやって優勝できるとはまさか本当に思わなかったので。もう皆さんの応援と今日勝ったことが僕の中で一番の自信になりました。このまま突き抜けます」 

 ――丸藤選手が欠場する形での決勝戦となったが、それについては?  

清宮「凄い過酷なリーグ戦というのはやっている僕たちが一番わかっているので。しっかり怪我を治して、もう一度戦うチャンスをもらいたいですね」 

――試合後、GHCヘビー級王座挑戦をアピールして、杉浦選手も受諾した。それに向けては?  

清宮「もうここまで来たら、このまま…このまま勢いを自分の味方にして、突き抜けたいなと思っているので。その思いでアピールさせてもらいました。でも、本当に今日は自分1人の力じゃ優勝するのは難しかったので。やっと自分の中で大きく一歩進めたなと思います。必ずベルトを僕が獲って、新しい風景をみんなと一緒に見たいと思います。ありがとうございました」


 GLOBAL LEAGUE 2018もいよいよ優勝決定戦を迎えたが、前日にAブロック1位で優勝決定戦進出を決めた丸藤正道が左肩と左太腿を負傷し欠場したことに伴い、2位の拳王、中嶋、耕平の間でAブロック代表決定戦 3WAYマッチが行われ、3選手が激しい蹴り合いを繰り広げるが、中嶋がランニングローキックで耕平を排除し、拳王にバーティカルスパイクを狙うも、不時着した拳王がハイキックを狙う。しかし中嶋はフランケンシュタイナーで丸め込んで3カウントを奪い、中嶋がAブロック代表として優勝決定戦に進出する。

 

 メインで行われた優勝決定戦は、序盤は中嶋のマイペースに清宮は翻弄されるも、ロープワークの攻防も中嶋は場外へ逃れると、清宮は三沢式ファイントからウルトラタイガードロップで強襲!リングに戻って何度もカバーしてスタミナを奪う。

 これで清宮は先手を奪ったに見えたが首投げは、中嶋はサミングで逃れ、逆に首投げからサッカーボールキックの連打、清宮はたまらず場外も中嶋は鉄柵攻撃から背中へミドルキックの連打、清宮はエルボーで応戦も、中嶋はソバットで鎮圧する。

 リングに戻ると中嶋は足蹴、コーナーに座り込んだところでローキック、踏みつけ、清宮はエルボーも受けきった中嶋はビックブーツ、サッカーボールキックと攻勢をかけるが、清宮は中嶋のキチンシンクを丸め込み、フライングフォアームで反撃、串刺しフォアアームからミサイルキック、中嶋のレッグシザースで倒しターンバックルへの蹴りも、清宮はかわしてリバースDDT、ロープ越しの旋回式ボディープレスで一気に流れを変える。

 清宮はジャーマンを狙うが、中嶋は堪えると、突進する清宮に低空ドロップキック、コーナーにもたれる清宮にターンバックルへの蹴りからミドルキック、前後からサッカーボールキック!ランニングローキックと浴びせ、バーティカルスパイクを狙うが清宮は首固めで丸め込み、突進する中嶋にドロップキックで迎撃する。

 清宮はタイガースープレックスと見せかけて、チキンウイングフェースロックで捕獲、しかしジャーマン狙いは。中嶋が着地してハイキックを浴びせ、清宮はダウンするも、中嶋はレフェリーを突き飛ばし、人でなしローキックを狙うが、清宮は間一髪かわす。

 中嶋はまだ起き上がれない清宮に打撃のラッシュ、トラースキックの連打と浴びせ、三角蹴りを狙うが、清宮はドロップキックで迎撃、まさかの一撃を喰らった中嶋に清宮は後頭部にドロップキックからジャーマンスープレックスホールド、そしてタイガースープレックスホールドで3カウントを奪い、GLOBAL LEAGUE 2018初優勝を飾った。

 試合後には清宮は杉浦を呼び出しGHCヘビー級王座への挑戦を表明し、杉浦も受諾した。2017年1月9日の後楽園大会、清宮は杉浦に「オレは強くなりたいんだ!」と訴えてから1年半以上、清宮はやっと杉浦と同じフィールドに立つことが出来た。杉浦も"やっとここまで来たか”であり、清宮も"ここまでやっと来た"と思っているのではないだろうか、清宮はリーグ戦では杉浦に勝ったが、ベルトをかけての試合は違う、NOAHを背負える男になれるか示される試合となり、これまで以上のものを出さなければいけない、全て以上を出し切って杉浦を超えることが出来るか、清宮にとって大勝負となる。

 一方の中嶋は事を起こすことを予告していたが、自身が優勝決定戦に出ることになり、敗れたことで先送りにしたのか?気になるのは第3試合で長井が「新しいフーリガンズを投入する」と予告したこと、それが中嶋なのか・・・


 セミで行われたGHCジュニアヘビー級選手権は、鼓太郎はピットを狙うが、タダスケが横からタックルで撃墜すると、場外戦でタダスケが鉄柵攻撃から地団駄ラリアットを狙うが鉄柱に誤爆してしまい、鼓太郎は徹底した右腕攻めで試合をリードする。

 タダスケはノーモーション頭突きで反撃し逆水平を浴びせるが、鼓太郎は三沢魂がこもっているエルボーで応戦、タダスケは痛めている右腕で逆水平も鼓太郎はアームブリーカーから腕固めで再度腕攻めと、タダスケのリードが続かない。

 鼓太郎はショルダーアームブリーカーもタダスケはスリーパーで捕獲、鼓太郎はショルダーアームブリーカーで逃れると、突進するがタダスケがカウンターでラリアットで迎撃する。

 タダスケはニーリフトからブレーンバスターで投げ、鼓太郎は串刺しニーで応戦も、タダスケはフェイントからDDT、地団駄ラリアットは鼓太郎はガードし、レッグシザースからファンネルはタダスケがキャッチして投げ、地団駄ラリアットはかわした鼓太郎がエクスガリバーも、タダスケはオービートライスで応戦する。

 タダスケはラリアットも鼓太郎はエルボーで応戦、鼓太郎はタダスケをショルダースルー、エルボーで場外へ追いやると、三沢魂エルボースイシーダを発射!、リングに戻ってコーナーもタダスケが雪崩式ブレーンバスター狙いは、鼓太郎はディフェンサーで切り返し、三沢魂ランニングエルボーを炸裂させる。

 鼓太郎は旋回式エクスガリバーから三沢魂タイガードライバー狙いは、タダスケはリバースするも、鼓太郎は回転エビ固めからエンドレスワルツで丸め込むが、タダスケは2PACで応戦しランニングニーを炸裂させる、ラリアットから掟破りのタイガードライバーを決める。

 タダスケはラストライドからアウトキャストを狙うが、右腕攻めで逃れた鼓太郎は丸め込むタダスケにエルボーを浴びせ、ローリングエルボーはタダスケがナックルも、鼓太郎はボディーエルボーからアッパー掌打、三沢魂ローリングエルボーを連発、ブルーティスティニーと畳みかけ、最後はジャベリンを一閃して3カウントを奪い王座を防衛、終盤はタダスケは追い上げてはいたが、序盤でペースが握れなかったのが痛かった。

 試合後には原田が再戦を要求すると、鼓太郎が原田の髪とRATEL'Sの解散をかけることを条件にすると、原田も受諾した。RATEL'Sが総なめになり、鼓太郎が2連敗を喫している原田が挑戦、原田だけでなくRATEL'Sにとっても背水の陣を強いての戦いとなった。

 

 GHCジュニアタッグ選手権は、先発は金本と稔のジュニスタ対決でスタートし、ロックアップから金本がリストロック、バックの奪い合い、金本がタックルからレッグロック、稔はロープに逃れる。稔はローキックもキャッチした金本はアンクルホールド、稔は腕十字で切り返すなど、火花を散らす。

 挑戦者組はHi69を捕らえにかかり、張り手&ミドルキックのサンドバックタイム、金本が顔面キックから膝蹴り、顔面へエルボーを浴びせ、Hi69も大和が逆水平合戦からHi69がジャストフェースロックで反撃しスパルタカスチョップの連発も、大和はゼロ戦キックで応戦する。

 金本はビンタのラッシュから金本乱舞、顔面ウォッシュ、締めの一撃はHi69がキャッチして叩きつけライオンサルトからトランスレイブを炸裂させるが、Hi69はみちのくドライバー狙いを金本がアンクルホールド、Hi69が切り返しても金本がレッグラリアットを浴びせ。ソバットからフェイントをはさみ膝十字固め、だが金本がアピールしたところでHi69がみちのくドライバーⅡを決める。

 稔vs大和に代わり、読み合いから稔がドロップキックも、稔は大和の腕にキック、大和の串刺しはハイキックで迎撃も、大和は反撃してスパイダーフロントスープレックスは稔が阻止して大和は宙吊りになる。そこで金本が稔を雪崩式ブレーンバスターを狙うと、大和は金本ごとスパイダースープレックスで投げる。

 大和は稔にダイビングクロスディー、カミカゼからスライディングクロスチョップ、フィッシャーマンズスープレックスはHi69がカットに入る大和を捕らえ、Hi69のトラースキック、稔のハイキック、Hi69のトランスレイブ、稔が顔面へローキックと波状攻撃を浴びせ、稔は腕十字で捕獲する。

 金本がカットに入り、Hi69が金本を排除すると、稔がコーナー上で雪崩式を狙うが大和が落とす、ここで金本のハイキックの援護から大和がミサイルキックを発射すると、金本がムーンサルトプレスの援護から大和がラリアット、フィッシャーマンズスープレックスを決めるが、Hi69が間一髪カットする。

 大和はスピアーから再度フィッシャーマンズスープレックスを決めるが、稔はカウント2でキックアウト、大和は後頭部へ頭突きからジャーマンは稔が着地、大和の突進はHi69がショルダーアームブリーカーで援護すると、稔がハイキックからミノルスペシャルで捕獲、大和は無念のギブアップで防衛し、試合後は大原&熊野のバックブリーカーズが挑戦を表明した。

伊賀プロレス通信24時

略して「イガプロ!」、三重県伊賀市に住むプロレスファンのプロレスブログ!