CIMAからギブアップを奪った!WRESTLE-1 2018年度を締めくくったのはSTRONG HEARTSではなく芦野!

12月26日 WRESTLE-1「WRESTLE-1 TOUR 2018 SHINING WINTER」後楽園ホール 1086人


<第1試合 30分1本勝負>

○土方隆司(5分59秒 チキンウイングアームロック)×本田竜輝


<第2試合 30分1本勝負>

三富政行 ○仲川翔大(9分36秒 片エビ固め)×一 佐藤嗣崇

※スワントーンボム


<第3試合 30分1本勝負>

○アンディ・ウー(10分22秒 エビ固め)×エル・イホ・デル・パンデーラ

※飛鴻


<第4試合 30分1本勝負>

○河野真幸 征矢学 稲葉大樹(9分39秒 片エビ固め)黒潮"イケメン"二郎 ×アレハンドロ MAZADA

※エルボーバット


<第5試合 30分1本勝負>

米山香織 ○松本浩代(10分38秒 片エビ固め)×木村花 朱崇花

※ロックドロップ


<第6試合 WRESTLE-1タッグチャンピオンシップ 60分1本勝負>

【第16代王者組】近藤修司 ○土肥孝司(18分53秒 片エビ固め)【挑戦者】カズ・ハヤシ ×ペガソ・イルミナル

※垂直落下式ブレーンバスター

☆近藤&土方が3度目の防衛戦

<第7試合 ENFANTS TERIRIBLESvs#STRONG HEARTS対抗戦 30分1本勝負>

○芦野祥太郎 児玉祐輔 羆嵐 新井健一郎 トントコロ隼(21分22秒 アンクルホールド)吉岡世起 ×CIMA T-Hawk エル・リンダマン ロジャー

 メインイベントではENFANTS TERIRIBLESvsSTRONG HEARTSによる10人タッグ戦が行われ、開始から両軍共乱闘を繰り広げ、T-Hawkと対峙した芦野をエルボースマッシュを放てば、T-Hawkが逆水平を打ち合うなど激しく火花を散らす。

 STRONG HEARTSはトントコロを捕らえて先手を奪い、徹底的に痛めつけるも、トントコロがスイングDDTで反撃すると、交代を受けた羆嵐がパワー全開で大暴れし、リンダに重爆セントーンを投下してアイアンクローで捕らえて試合を盛り返す。

 20分過ぎに芦野がCIMAのドロップキックをキャッチしてアンクルホールドで捕らえると、STRONG HEARTSがカットに入って芦野に総攻撃をかけ、CIMAがシュバインからメテオラで一気に勝負を狙う。ところがかわされるとENFANTS TERIRIBLESがCIMAに集中放火を浴びせ、最後は芦野がアンクルロックで捕獲、CIMAは無念のギブアップとなり、ENFANTS TERIRIBLESが対抗戦を制した。

 試合後には芦野らは敗れたSTRONG HEARTSに対して「お前らがWRESTLE-1に来てから好き勝手やりやがって!最後に立ってるのは俺だよ!リーダーに勝ったんだからよ、お前らWRESTLE-1から出てけよ」と言い放つが、この発言に黙っていなかったT-Hawkが芦野の保持するWRESTLE-1王座に挑戦を表明、1月5日後楽園での選手権が決定となる。

 そこでトンドコロが芦野を突き飛ばし「CIMAは俺の獲物です。CIMAは俺が倒さなきゃいけない相手だと思っています」とアピールすると、 芦野が「おめえはそれでいいよ。やりてえって言って、俺が取ったら俺の獲物です? お前、礼儀知らねえな。クマ、やっちゃえ!」と羆嵐がトンドコロをラリアットで制裁する。これを見たリンダが「待て待て待て! おい、それが大人の態度か、おい! このハタチのトンドコロを捕まえて大人げないぞ。利用するだけ利用してこの扱いか? トンドコロ、覚えておけ。これがプロレス界だ。プロの世界は厳しいよ。だけど、俺も鬼じゃない。お前は一度、#STRONGHEARTS裏切ったけど、俺はもう一度チャンスをやろう。トンドコロ、もう一度俺たちとやっていかないか? 立て! トンドコロ! 正念場だぞ、トンドコロ! 立て、立て! 一緒にやっていこう」とSTRONG HEARTSに勧誘、手を差し伸べつつ、トンドコロを襲撃、トンドコロは双方から袋叩きにされる。

  そこでイケメンとカズ、アンディが現れトントコロを救出、イケメンは「芦野お前に嫉妬してる!俺より先にCIMAに勝ちやがって」と芦野に対してジェラシーをぶつけるが、芦野は「勝っちゃったんだからしょうがないでしょう。おい、勝手に怪我して休んでよ、俺に言うのか? 俺はお前がいない間W-1のリングを守ってきたぞ。まあ、お前は社長とマスクマンと頓所とやりたいなら勝手にやれ。俺は1.5でT-Hawkとやらなきゃいけないから、あとは好きにやってくれよ」呆れて退場、最後はイケメンら正規軍が大会を締めくくった。


 今年のWRESTLE-1を振り返ると、STRONG HEARTSらが参戦してからの半年間はWRESTLE-1の光景が一変し、所属選手らを凌ぐほどの存在感を発揮してきた。だが最後を締めくくったのはSTRONG HEARTSや、外へ向けてWRESTLE-1を発信してきたイケメンや征矢、近藤ではなく、WRESTLE-1の強さの象徴だった芦野だった。ただ課題はSTRONG HEARTSはあくまで準レギュラーに過ぎないということ、彼らが参戦していない大会との温度差があること、STRONG HEARTSだけでなくNOAHの丸藤正道などが参戦していない大会でも同じような熱をアピール出来るのか、WRESTLE-1にとっても大きな課題かもしれない。


 セミのタッグ選手権はカズのリードを受けたペガソだったが、王者組の合体パワーボムを喰らってしまうとダウンしてしまい窮地に立たされるも、カズの援護を受けたペガソは近藤にアサイDDTを決め、土肥にカズのパワープラントの援護から、土肥の背中めがけてファイヤーバードスプラッシュを投下する。

 ペガソはもう1発を狙いが、かわされてしまうと、4選手入り乱れる乱戦の後で土肥がペガソをジャーマン、ラリアットで畳みかけ、もう1発はペガソが逆打ちで切り返すも、キックアウトした土肥はハーフネルソンスープレックスからラリアット、垂直落下式ブレーンバスターで3カウントを奪い王座を防衛するも、ペガソの大健闘振りに館内から惜しみない拍手が送られた。

伊賀プロレス通信24時

略して「イガプロ!」、三重県伊賀市に住むプロレスファンのプロレスブログ!