両国に向けて豪華前哨戦も、主役を奪ったのは竹下のオカンだった!

1月28日 DDT「Sweet Dreams!2019」後楽園ホール 1040人 満員

(試合内容は実況ツイートより)

<第1試合 30分1本勝負>

彰人 ○スペースモンキー(10分7秒 片エビ固め)×アントーニオ本多 ジェイソン“ザ・ギフト”キンケイド

※テールウィップ


<第2試合 アイアンマンヘビーメタル級選手権バトルロイヤル 時間無制限>

【挑戦者】○朱崇花(9分3秒 体固め)【第1347代王者】×平田一喜

※ムーンサルトプレス

☆平田が防衛に失敗、朱崇花が第1348代王者となる

(経過)

①【挑戦者】○菊タロー(0分4秒 体固め)【第1345代王者】×中邑珍輔

※大鷲のビックブーツ

☆中邑が防衛に失敗、菊タローが第1346代王者となる

②【挑戦者】○平田一喜(4分16秒 横入り式エビ固め)【第1346代王者】×菊タロー

☆菊タローが防衛に失敗、平田が第1347代王者となる

※退場順=大鷲透&樋口和貞&飯野雄貴、奥田啓介


<第3試合 平成最後の遺恨精算マッチ 30分1本勝負>

○坂口征夫(8分42秒 体固め)×エル・リンダマン

※神の右膝


<第4試合 30分1本勝負>

○高尾蒼馬 遠藤哲哉 マッド・ポーリー 彩羽匠(11分22秒 エビ固め)高木三四郎 ×大石真翔 渡瀬瑞基 上野勇希

※ジントニック


<第5試合 スぺシャル3WAYマッチ 30分1本勝負>

○高梨将弘(10分41秒 ラフロイグ)×MAO

※もうひとりはCIMA


<第6試合 梅田公太“狂犬”七番勝負最終戦 30分1本勝負>

○石川修司(13分2秒 エビ固め)【7敗】×梅田公太

※スプラッシュマウンテン 


<第7試合 30分1本勝負>

○佐々木大輔 HARASHIMA(22分43秒 ミスティカ式クロスオーバーフェースロック)×竹下幸之介 青木真也


 2月17日の両国大会まであと4週間と迫った後楽園大会のメインでKO-D無差別、DDT EXTREAM選手権の前哨戦が行われ、カリスマがHARASHIMA、竹下が青木とタッグを組んで対戦という豪華なカードが組まれた。

 序盤はカリスマが場外戦を仕掛け、竹下の左足を鉄柱に打ちつけてからイスで左足を殴打して先手を奪い、リング内に戻ってもHARASHIMAと共に足攻めで竹下を捕らえる。

 しかし交代した青木がHARASHIMAを飛びつき腕十字で捕らえると、カリスマはカットに入らずリングシューズの靴紐を直すなど、不穏な空気になり始めてから流れが変わり、竹下がカリスマを捕らえてジャーマン狙いは、HARASHIMAが阻止しリバースフランケン狙いも、堪えた竹下は青木とのダブルインパクトを狙うも、これはカリスマが間一髪阻止する。

 竹下はカリスマに掟破りのクロスフェース、青木はHARASHIMAに卍固めと競演を披露すると、竹下はカリスマにファブルを狙うが、逃れたカリスマは顔面への低空ドロップキック、ペティグリーからクロスフェースで捕獲、そして竹下もろとも松井レフェリーもコーナーに押し込むと、HARASHIMAは竹下に蒼魔刀を発射するが、松井レフェリーも巻き込まれてKOされ、このドサクサに紛れてカリスマがイスを持ち出し殴打も、HARASHIMAに誤爆、竹下もイスを奪って一撃を狙うが青木に誤爆するなど乱戦となる。

 カリスマは竹下に掟破りのジャーマンスープレックスホールドを決めると、スーパーキックからミスティカ式クロスフェース狙うが、切り返した竹下は人でなしドライバーからフェースバスターも、カリスマが佐々木式ウラカンラナから丸め込み合戦となると、竹下が丸め込んだところでHARASHIMAが蒼魔刀を発射してから、カリスマがミスティカ式クロスオーバーフェースロックでギブアップを奪い前哨戦を制した。

 試合後に青木がHARASHIMAにエールを送って退場すると、カリスマも竹下にエールを送るが、突如スクリーンに竹下の父親が経営している焼き鳥屋が登場し、遠藤とポーリーがタダ食いして逃げる姿が映し出されるも、竹下母である恵子さんの「(髪の毛が)チン●ンの毛みたいやなあ」「チェリーボーイ」と下ネタ接客が館内に大受けとなって、出したくなかった母が出たことで竹下は呆然し、カリスマは竹下母に美味しいところを持っていかれたことで、竹下家を襲撃したことを後悔してしまった。

 試合内容に関してはHARASHIMAが不穏な空気になりながらも上手くカリスマに合わせたことで勝利につなげたが、最後の最後で竹下オカンに主役を奪われるとは、大阪のオカンが一番の強敵だったのかもしれない。


 KO-Dタッグ前哨戦の3WAYマッチはMAOとCIMAが欽ちゃんジャンプの攻防を繰り広げるも、高梨は決して付き合わず、終盤では中邑珍輔を使って得意の分身の術で混戦となるが、最後はみちのくドライバーを狙うMAOに奥の手であるラフロイグで3カウントを奪い勝利、試合後は高梨はかつての大先輩であるCIMAを挑発。第3試合でも坂口がリンダを左右のハイキックから髪の右膝を炸裂させて勝利を収め、前哨戦2戦とも酒呑童子が制する。

 セミファイナルの梅田7番勝負最終戦は、場外戦で石川がエプロンからのジャイアンとフットスタンプを投下、リングに戻っても石川は背中へのジャイアントフットスタンプから逆エビ固めで梅田を追い詰める。

 石川は32文ロケット砲、串刺しラリアットからリバースパワースラム、そしてファイヤーサンダーを狙うが、逃れた梅田は首相撲からニーリフトで反撃も、串刺し狙いは石川がラリアットで迎撃される。

 それでも梅田はカウンターのエルボー、顔面への串刺しドロップキックと返し、PKも石川が平然と受けきるが、梅田はジャンピングニーからPKを浴びせ、梅田ドライバー狙うが、石川がファイヤーサンダーで突き刺す。

 梅田はエルボーの連打を浴びせるが、石川がラリアットを連発しスプラッシュマウンテンを狙うが、梅田が逃れスピンキックも石川がドラゴンスープレックスからジャイアントニーを連発、そしてスプラッシュマウンテンで3カウントを奪い勝利、梅田の7番勝負は全敗で終わった。

第4試合の8人タッグ戦では、高尾更生を狙う高木が徹夜で作った人型兵器「怒離威夢号」を投入するが、会場裏からの移送の際に崩れて階段から落ちたため、あっさり潰れてしまう。

徹夜で作った苦労が一瞬にしてフイになった高木は怒離威夢号の破片で大暴れするも、大石が高尾と彩羽のスーパーキックを喰らってしまい、最後は高尾のジントニックに敗れてしまった。

 試合後は高木が高尾に現在のDAMNATIONでのポジションに満足しているのかと促すと、2・6新木場で一騎打ちを要求、高尾も現状には満足してないとしつつも高木とは組まないと断言、またTV解説を務めていたMarvelousの長与千種に対しても「ロートル」と挑発すると、長与も放送席から「出直して来い」と挑発、高木と握手をかわした。


 第2試合のアイアンマンヘビー級争奪バトルロイヤルは、平田とWAVEを退団してフリーとなり、DDTレギュラー参戦を果たしていた朱崇花が平田とのダンスの競演の後で、チョークスラムからムーンサルトプレスで3カウントを奪い、フリー転向後初のタイトルを奪取した。

 そして3月21日後楽園大会には長州力がDDT初参戦することが発表された。

3月にはK-DOJO参戦も決まっているが、引退が本決まりになってからオファーが多くなっているようだ。

2月17日の両国大会の全カードも決定、11月3日の両国も全ブランドを集めたビックマッチも決定した。今年のDDTも新日本に負けじと仕掛けまくる。