金本浩二がDVで逮捕・・・これ以上ガッカリさせないで欲しい

(画像は自分が撮影したものです)

 元新日本プロレスで関西中心に活動していた金本浩二が妻への暴行容疑で兵庫県警生田署に逮捕された。金本本人は容疑を認めており、妻から浮気を疑われたことで手を出したという。このニュースを聴いた時は怒りより、悲しくもあり、またガッカリさせられた気分だった。


 金本は90年代の新日本プロレスジュニアをトップの一角として支えてきたが、ユークス期になってくると、歯に衣を着せぬ発言で次第に浮いた存在となり、所属末期には新日本の本体には出場せず、武藤敬司体制の全日本にレギュラー出場していた。だがあるとき新日本と全日本のダブルヘッダーで出場する際に「新日本は適当にやる」と発言した際には、ガッカリさせられてしまった。ユークス体制の新日本もトンパチで、言いたいことをずけずけと言う金本を扱いづらかったと思うし、最近でも飯塚高史の引退を巡って新日本を批判するなど、自分で自分の首を絞めているなということを感じさせた。


 退団後でもWRESTLE-1ではタチの悪いファンに怒って暴行を振るい団体から追われ、前妻であるHikaruともトラブルとなって、それがきっかけになったのか地元である大阪に戻り、関西インディーを中心に活動していたものの、最近はZERO1に参戦したことをきっかけに、NOAHや大日本プロレスなどいろんな団体からオファーを受け、上井文彦さんの興行にも参戦して、まだまだいけると思わせたが、その矢先での事件は、またガッカリさせられてしまった。


 おそらく罰金刑で済む可能性が高いだろうが、今回の一件はフリーとして活躍する金本にとっては大きなマイナスになるし、扱う団体にとってもアウトで、今後はオファーは減ると見なければならないだろう。


 2006年6月、ゆめドームうえので新日本が開催されたが、このときの新日本プロレスはユークス期になっても暗黒時代は続き、まだまだ先が見えなかったが、スーパージュニアの公式戦で金本と外道がメインで対戦し、片田舎の興行でノーテレビだったにも係わらず、激しいバチバチな試合をやって両者KOになったときは、現場は死んでいない、新日本プロレスはまだ生きていると感じさせた。この試合は今でも自分の中ではベストバウトの一つになっているが、その金本は何やってんだ、52歳にもなったのに、もうトンパチやる年齢じゃないだろう、これ以上ガッカリさせないでくれと言いたい。

伊賀プロレス通信24時

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