旗揚げ記念日もグローバル化!メインでジェイがオスプレイとの外国人対決を制した!

3月6日 新日本プロレス「旗揚げ記念日」東京・大田区総合体育館 4000人 超満員札止め

(試合内容は実況ツイートより)

<第1試合 30分1本勝負>

バットラック・ファレ タマ・トンガ タンガ・ロア ○チェーズ・オーエンズ ピクレオ(9分12秒 片エビ固め)真壁刀義 矢野通 ×吉田綾斗 海野翔太 成田蓮

※パッケージドライバー


<第2試合 30分1本勝負>

石井智宏 ○YOSHI-HASHI(12分9秒 片エビ固め)永田裕志 ×トーア・ヘナーレ

※KUMAKOROSHI


<第3試合 30分1本勝負>

小島聡 本間朋晃 タイガーマスク ○田口隆祐 ドラゴン・リー(11分5秒 片エビ固め)鈴木みのる タイチ 金丸義信 エル・デスペラード ×TAKAみちのく

※どどん


<第4試合 IWGPジュニアタッグ選手権試合 60分1本勝負>

【挑戦者組】YOH ○SHO(16分51秒 エビ固め)【第58代王者組】×BUSHI 鷹木信悟

※3K

☆BUSHI&鷹木が2度目の防衛に失敗、ROPPONGI3Kが第59代王者となる。


<第5試合 IWGPジュニアヘビー級選手権試合 60分1本勝負>

【第83代王者】○石森太二(15分51秒 Yes Lock)【挑戦者】×獣神サンダー・ライガー

☆石森が2度目の防衛に成功。


<第6試合 旗揚げ記念日スペシャル6人タッグマッチ 60分1本勝負>

オカダ・カズチカ 棚橋弘至 ○後藤洋央紀(12分58秒 後藤式)内藤哲也 EVIL ×SANADA


<第7試合 旗揚げ記念日スペシャルシングルマッチ 60分1本勝負>

○ジェイ・ホワイト(29分7秒 片エビ固め)×ウィル・オスプレイ

※ブレードランナー


 1972年3月6日、大田区体育館で旗揚げして47年目の新日本プロレスが旗揚げ記念日が開催され、メインはIWGPヘビー級王者のジェイと、NEVER王者のオスプレイが対戦。今年は棚橋やオカダ、内藤を差し置いて、外国人同士の試合が旗揚げ記念日のメインとされたが、これも新日本のグローバル化の一環なのか、またオスプレイも2年連続で旗揚げ記念日のメインに抜擢されたが、新日本もそれだけケニー・オメガに次ぐ存在としてオスプレイに期待をかけているということなのかもしれない。

 開始からオスプレイが突進もジェイは場外へ逃れ、マッチアップで倒れヘッドスプリングで起き上がるオスプレイにビンタを放つなど、早くもジェイがインサイドワークで翻弄、オスプレイは何度もロープへ走ってショルダータックルからドロップキックで場外へジェイを追いやりスライディングキックからプランチャ、鉄柵攻撃で流れを変えようとするが、ちょっかいをかける外道に気を取られてしまうとジェイが強襲をかけ、オスプレイは鉄柵越えのスワンダイブフォアアームを狙うがかわしたジェイが高速バックドロップ、そしてブレーンバスターの体勢からオスプレイの脇腹を鉄柱へ叩きつけ、リングに戻り抵抗するオスプレイにジェイがキチンシンクからストマックブロックを連発と脇腹攻めでリードを奪う。

 再度の場外戦でもジェイはオスプレイの脇腹を攻め、劣勢のオスプレイは逆水平の連打も、ジェイはコーナーマットへブレーンバスター、ハンドスプリングはジェイが脇腹へエルボーを浴びせ、オスプレイは延髄斬りからスワンダイブも、ジェイが足を刈ってオスプレイの脇腹がトップロープに直撃するなどして反撃が続かない。

 ジェイが突進すると、オスプレイが場外へのフランケンシュタイナーから敢行してサスケスペシャルを発射、リングに戻るとオスプレイがスワンダイブフォアアーム、ハンドスプリングオーバーヘッドキック、その場飛びカンクーントルネードで一気に流れを変える。

 オスプレイはハイキックからミドルキック、ラリアットで場外へ追いやり、トペスイシーダを発射も、ジェイがキャッチしてブレードランナーで鉄柵に叩きつけ、リングに戻るとジェイがデスバレーボムからボディーへのバトンキックと再び脇腹を攻めるが、コーナーで踏みつけたところで、オスプレイがジェイをコーナーにセットすると顔面へトラースキック、コーナーで逆さ吊りにして顔を叩きまくりストームブレーカーを狙うがジェイが逃れるも、読み合いからオスプレイがマウスに対し、ジェイもジェイはコンプリートショット、ジャーマンで応戦、だが突進したところでオスプレイはスパニッシュフライで返す。

 エルボー合戦からオスプレイが連打も、、ジェイは脇腹へ蹴りからエルボーの連打、オスプレイは逆水平からエルボースマッシュで応戦し、見えない角度からのトラースキック、雪崩式ゴリコノプラズムからオスカッター狙いはジェイがダウンして未遂に終わると、オスプレイは左右の顔面キックからロビンソンスペシャル、そしてオスカッターを狙うが、キャッチしたジェイはシャープセンセーションで捕らえる。

 ジェイはブレードランナーもオスプレイはリバースフランケン、サイドから後頭部めがけてバックエルボーを狙うが、後頭部へのバックブロー狙ったところで外道が乱入し、また気を取られるとジェイが急所打ちからスナップスリーパースープレックス、新技であるクロスアーム式垂直落下式ブレーンバスターで突き刺す。

ジェイはブレードランナー狙うが、オスプレイはシットダウン式パワーボムで切り返し、エアー・アサシンからストームブレーカーはジェイが切り返すも、スリーパースープレックスを着地したオスプレイが左右のミドルキック、ロビンソンスペシャルからオスカッターはジェイがブレードランナーで切り返し、最後はブレードランナーで3カウントを奪いジェイが勝利となった。

 試合後にはジェイがイスでオスプレイに制裁を狙ったところで、実況席で解説を務めていた飯伏幸太が駆けつけて、ジェイからイスを奪って一撃を狙うも、今度はBULLET CLUBが乱入して飯伏を襲撃して袋叩きにすると、棚橋、オカダ、後藤が駆けつけBULLET CLUBはリング外に退避、最後は棚橋、オカダ、後藤、飯伏、オスプレイがジェイを取り囲みつつ、互いに指差し8日から開幕する「NEW JAPAN CUP2019」に向けて優勝をアピール、そして誰もマイクで締めくくらないまま大会は幕となったが、バックステージでは棚橋と後藤がそれぞれ飯伏にタッグ結成を呼びかけた。

 試合時間も29分とロングランとなっていたものの、内容的にはジェイの完勝。インサイドワークだけでなく切り返しの上手さなど、いろんな面でオスプレイを上回っており、そして三種類のブレードランナーを披露するなど、ジェイのブレードランナーは変幻自在の技となり、同じ変幻自在な技である内藤のデスティーノより上回っているのかもしれない。


 第5試合では石森太二のIWGPジュニアヘビー級王座にライガーが挑戦、平成元年に生誕したライガーも今年で30年目、平成ジュニアをリードしてきたライガーだったがIWGP王座から18年も遠ざかっている、平成最後の旗揚げ記念日での王座奪取なるかに期待がかかった。

 ライガーがバックを奪う石森にリストロックからデスロック、弓矢固め、レッグロックから足を絡めてのアームロック、カンバーナ、ロメロスペシャルからカベルナリアと自身の提唱している"ハイフライだけが新日本ジュニアではない"を実践するかのように泥臭いレスリングで先手を奪うが、石森はハンドスプリングレッグラリアットで反撃すると、場外戦で鉄柵攻撃からナックル、リングに戻ってライガーの顔面を踏みにじり。ネックロックと首攻め、丸藤譲りのネックツイスト、スリーパーと首攻めで流れを変える。

 石森はナックルから突進するが、ライガーが風車式バックブリーカーを決めると、場外の石森にスライディングキックからエプロンからのトペコンを発射、通路に連行して垂直落下式ブレーンバスターで再び流れを変え、リングに戻るとライガーが串刺し掌打から本家雪崩式フランケンシュタイナーを決めるも、ライガーボム狙いは石森はDDTで切り返す。

 串刺しを阻止した石森はスワンダイブ雷電ドロップを投下、場外に逃れたライガーにバミューダトライアングルを発射、リング戻り石森は串刺しダブルニー、サイファーウタキ、そしてブラディークロスを狙うが、ライガーは本家フィッシャーマンズバスターで切り返す。

 ライガーは突進する石森に掌打で迎撃すると、本家ライガーボムを決め、垂直落下ブレーンバスター狙を狙うが、堪えた石森はブラディークロスを狙う。しかしライガーが放り投げたライガーは浴びせ蹴りを狙うが、キャッチした石森が切り返してYES Lockで捕獲、ギブアップ寸前にまで追い詰められたライガーだったが必死でロープに逃れる。


 石森はここ一番で出るラリアットを炸裂させるも、もう1発はライガーがグランドコブラで切り返し、空中胴締め落とし、そして掌打を狙ったが、石森がミスティカ式YESLockで切り返し、でライガーが無念のギブアップで石森が王座を防衛、試合後は4月6日MSGでの防衛戦を指定すると、挑戦者にはリーが名乗りを挙げた。

 内容的には"ハイフライだけが新日本ジュニアではない"というライガーからの問いに対し、石森もハイフライを織り交ぜながらも、しっかり首攻めで下ごしらえしてからYes LocKでギブアップを奪うことで返答した。しかし自分的には今回ばかりはライガーに勝って欲しかった。バックステージでは「思うところがあって」とコメントしたライガー、一体何を語ろうとするのか・・・


 第4試合のIWGPジュニアタッグ選手権は王座から遠ざかって1年と背水の陣に立たされたROPPONGI3Kが先手必勝とばかりに鷹木の足を攻めて捕らえにかかるが、BUSHIが巧みに3Kを分断すると、鷹木がSHOにパンピングボンバーを浴びせ、場外戦で鉄柵攻撃からマウントエルボーの連打でSHOが一気に失速、BUSHIもYOHを排除するなどSHOを捕らえて流れを変える。

 しかし鷹木の突進をSHOがスピアーで迎撃すると、代わったYOHが!鷹木を踏み台にしてBUSHIにドロップキックからドラゴンスクリュー、鷹木には旋回式フォアアーム、ダブルニードロップを自爆させドラゴンスクリューを決め、YOHが足四の字固めで捕獲する。

 YOHはドラゴンスープレックスを狙うが、振りほどいた鷹木がポップアップ式デスバレーボム、BUSHIがミサイルキックからスピンキックで続くも、YOHが変形ネックブリーカーで応戦、リーブロックからドロップキックを放つと、ラリアットはBUSHIは腕へのバッククラッカーからロスインゴが連係で捕らえ、合体バッククラッカーからリベリオンはYOHがカットする。

 突進する鷹木をROPPONGI3Kが同時ジャンピングニーで排除すると、BUSHIに3Kを狙うが、阻止したBUSHIが阻止して二人まとめてフランケンシュタイナーを決め、SHOのラリアットをかわしてYOHにトペスイシーダで排除、鷹木はSHOの連続ジャーマン狙いはBUSHIが毒霧で阻止して鷹木がパンピングボンバーを炸裂させ、リベリオンが決まるも、YOHが間一髪カットに入り九死に一生を得る。鷹木がYOHを排除、BUSHIはMXはSHOがかわした、不時着したBUSHIがコードブレイカーを狙うが、SHOがキャッチしたところでにYOHが入って3Kを決め3カウントを奪い王座を奪取、ROPPONGI3Kも今回はロスインゴの動きを読みきり勝利に繋げた。

 またG1 CLIMAXの全日程も発表された。


伊賀プロレス通信24時

略して「イガプロ!」、三重県伊賀市に住むプロレスファンのプロレスブログ!