緑から白へ!清宮が丸藤越えを達成してGHC王座を防衛!そして新展開続出!

3月10日 NOAH「ザ・リーヴpresents GREAT VOYAGE 2019 in YOKOHAMA」神奈川・横浜文化体育館 2446人

(試合内容は後日実況ツイート版を更新します)

<第1試合 30分1本勝負>

○拳王 大原はじめ 熊野準 岡田欣也(5分45秒 片エビ固め)Hi69 YO-HEY 諸橋晴也 ×宮脇純太

※ダイビングフットスタンプ


<第2試合 稲村愛輝 猛進6番勝負第7戦 30分1本勝負>

○マイバッハ谷口(4分5秒 体固め)×稲村愛輝

※マイバッハボム・ツヴァイ


<第3試合 30分1本勝負>

齋藤彰俊 ○越中詩郎 井上雅央(7分18秒 片エビ固め)モハメド ヨネ クワイエット・ストーム ×長井満也

※ダイビングフットスタンプ


<第4試合 30分1本勝負>

○杉浦貴(8分1秒 レフェリーストップ)×KAZMA SAKAMOTO

※フロントネックロック

<第5試合 GHCジュニア・ヘビー級タッグ選手権試合 60分1本勝負>

【第36代選手権者組】○小川良成 鈴木鼓太郎(11分36秒 足四の字固め)【挑戦者組】タダスケ ×HAYATA

☆小川&鼓太郎が初防衛に成功。

<第6試合 GHCジュニアヘビー級選手権試合 60分1本勝負>

【挑戦者】田中稔(21分36秒 片エビ固め)【第38代選手権者】×原田大輔

※FIRE BALLスプラッシュ

☆原田が2度目の防衛に失敗、稔が第39代王者となる


<第7試合 GHCタッグ選手権試合 60分1本勝負>

【第49代選手権者組】○中嶋勝彦 潮崎豪(21分0秒 エビ固め)【挑戦者組】エディ・エドワーズ ×マサ北宮

※バーティカルスパイク

☆中嶋&潮崎が初防衛に成功。

<第8試合 GHCヘビー級選手権試合 60分1本勝負>

【第32代選手権者】○清宮海斗(32分28秒 タイガースープレックスホールド)【挑戦者】×丸藤正道

☆清宮が3度目の防衛に成功。

 新体制初のビックマッチが開催され、大会前にはNOAHの入場テーマ曲に乗って参加選手がステージに揃い、リング中央には新ロゴが配置された白の新リングが披露された。これまでの緑のリングは3日の浜松大会で封印となったが、白のリングに変わろうが、三沢光晴の遺したNOAHはこれまで通り、そして引き継がれていく。


 メインで行われたGHCヘビー級選手権の清宮vs丸藤は、丸藤がショルダーアームブリーカーからこれまでの前哨戦で痛めつけてきた左腕を集中攻撃し、清宮も起死回生のウルトラタイガードロップを狙うが、三沢式フェイントでエプロンに不時着した際に、丸藤がまた前哨戦で痛めつけてきた左足にドロップキックを浴びせ、左半身を集中的に攻めてリードを奪う。

 清宮のパターンも読みきって反撃を寸断させた丸藤は、エプロンでのパイルドライバーを狙うが、清宮は断崖式でリバースし、迎撃を狙う丸藤の動きも読んでスライディングキックからウルトラタイガードロップを発射する。

 リングに戻った清宮は串刺しを狙うが、かわした丸藤がかつて清宮を失神させた串刺し虎王を炸裂させ、不知火改を狙うも、頭突きなどで必死で阻止した清宮は雪崩式リバースDDTを敢行する。

 清宮はドロップキックからタイガースープレックスを狙うが、丸藤はその場飛び不知火で切り返し、側頭部への逆水平からトラースキック、だが虎王は清宮がドロップキックで迎撃し、再度タイガースープレックスを狙う。

 ところが不時着した丸藤がトラースキックを浴びせ、不知火を狙うも、清宮は桜庭和志から伝授された変形フェースロックからそのまま投げ、投げ放しのタイガースープレックスからタイガースープレックスを狙うも、丸藤はコブラクラッチ式三角絞めで切り返してからパーフェクトキーロックで捕獲、コブラクラッチ式後頭部虎王を狙って腕を捕らえる。

 しかし清宮はカウンターのエルボーの連打で逃れ、丸藤は見えない角度からのトラースキック、虎王、トラースキックから虎王を狙うと、清宮はファイヤーマンズキャリーからのサイドバスターの新技を披露し、最後はドロップキックで四つんばいにした後での浴びせ蹴りからタイガースープレックスホールドで3カウントを奪い王座を防衛した。

 自分的には清宮はまだ自分のプロレスを完成しきれてないことから、強さというものを感じず、新生NOAHを牽引するためには丸藤の力が必要と考えていたが、これだけ攻められながらも気持ちの強さは充分に見せ付けることが出来た。これからのNOAHは清宮と共に発展、また再び成長させなければいけない段階、そういった意味ではまだまだ清宮にはNOAHを背負っていってもらわなければいけない。

 試合後には清宮は第1試合に登場した拳王を呼び出すと、二人で組んでタッグリーグへのエントリーを呼びかけ、拳王も先を越された清宮への悔しさを見せながらも快諾したが、敗れた丸藤は敗れたらタッグリーグへエントリーしないことを公言していたが、公約通りにエントリーしないことを表明した。果たして丸藤はこのまま引き下がるのか・・・


 セミのGHCタッグ選手権は挑戦者組が中嶋を捕らえ、エディのタイガードライバーから北宮のサイトースープレックスの波状攻撃で追い詰めるも、潮崎が間一髪カットに入るが、エディが潮崎を断崖式フランケンシュタイナーで排除、北宮がサイトースープレックス、ラリアットと再び中嶋を追い詰める。

 しかし再度のサイトースープレックスを着地した中嶋はハイキックを一閃し、前後からのサッカーボールキック、ランニングローキックからバーティカルスパイクで3カウントを奪い王座を防衛、王者のままでタッグリーグに臨むことになった。


 GHCジュニアヘビー級選手権は、原田がラリアット、ニーアッパー、ランニングエルボーと畳みかけ、ハリケーンドライバーからターンオーバーニーを狙うが、稔はグランドコブラで切り返し、HEATクラッチで丸め込んでからカッキーカッターを浴びせる。

 稔はトルネードカッキーカッターを狙うが、原田はボディーエルボーで迎撃し、稔のミノルスペシャル狙いも、踏ん張ってみちのくドライバーⅡで突き刺してから片山ジャーマンを決める。

 しかし稔はキックアウトすると、原田のローリングエルボー狙いをジャンピングハイキックで迎撃し、顔面へのバスソーキックから雪崩式ハーフラッチ、そして奥の手のFIREBALLスプラッシュで3カウントを奪い王座を奪取、6団体(新日本、全日本、NOAH、ZERO1、WRESTLE-1、旧FMW)のジュニア王座奪取の偉業を達成する。


 GHCジュニアタッグ選手権は、挑戦者のRATEL'Sが奇襲をかけるも、HAYATAがプランチャを放った際に左膝を負傷して動けなくなってしまい、王者組が徹底的にHAYATAの左膝を狙い撃ちにしてリードを奪う。

 それでもRATEL'Sはタダスケが盛り返すが、再び交代を受けたHAYATAが小川の足攻めの前に捕まってしまい、最後は小川が死去したザ・デストロイヤーさんを意識してか足四の字固めで捕獲し、HAYATAはギブアップで王座を防衛する。


 第4試合ではKAZMAのセコンドとしてNOSAWA論外が登場、試合もKAZMAがパワーだけでなくインサイドワークも駆使して杉浦を苦しめるが、杉浦がフロントネックロックで捕らえて絞め落として勝利も、試合後に杉浦がNOSAWA、KAZMAと握手をかわし、新ユニット結成を示唆する。

 そこで長井が現れ、フーリガンズ解散には納得いかないとして新パートナーを呼び出すと、現れたのは欠場中の小峠で、二人共革命マントをまとってタッグリーグにエントリーすることを宣言した。杉浦とKAZMAだけでなくNOSAWAとの結託は驚いたが、NOSAWAもNOAHには何度も参戦しており、またNOAHの親会社であるリデット社も東京愚連隊興行を主催していることから縁がないわけでない、


 そして第4試合終了後に重大発表が行われた。

 まず1つ目は9月にエディオンアリーナ大阪第一、11月には両国でビックマッチが開催されることが発表された。9月の大阪も三沢、田上体制では毎年行われており、11月も本来なら武道館だったのだろうが、武道館がオリンピックに向けて改修工事に入るため、両国での開催になったのかもしれない。

 2つ目は5月にG+での生放送が復活、田上体制末期からG+での放送が不定期になるどころか、放送回数も減っていったが、新体制が信用にあるということなのか、2ヶ月連続での放送で、5月は生中継となった、これからは月1ペースでされ、小橋建太が解説するという。


 一つ残念なのはWWEを退団して動向が注目されるKENTAに動きがなかったこと、NOAHへ復帰が濃厚視されているが、現れるとなればどのタイミングで現れるのか・・・

 

 新体制も始まり、マットの色も変わったNOAH、新たなる航海が始まる。