10月30日 NOAH「GLOBAL LEAGUE 2018」後楽園ホール 1395人
(アピール、コメント、写真などはプロレス格闘技DX非会員版より 試合内容は実況ツイートよりhttps://twitter.com/igapro24)
<第1試合 20分1本勝負>
モハメド ヨネ ○クワイエット・ストーム 大原はじめ 熊野準(7分10秒 片エビ固め)小峠篤司 清宮海斗 宮脇純太 ×稲村愛輝
※50センチ腕ラリアット
<第2試合 20分1本勝負>
Hi69 田中稔 小川良成 井上雅央 ○諸橋晴也(10分25秒 首固め)長井満也 KAZMA SAKAMOTO HAYATA YO-HEY ×タダスケ
<第3試合 GLOBAL LEAGUE 2018 Bブロック公式戦 30分1本勝負>
【1勝=2点】○マイバッハ谷口(9分22秒 片エビ固め)【1敗=0点】×コーディ・ホール
※マイバッハプレス
<第4試合 GLOBAL LEAGUE 2018 Aブロック公式戦30分1本勝負>
【1勝=2点】○齋藤彰俊(9分57秒 片エビ固め)【1敗=0点】×マサ北宮
※スイクルデス
【試合後の彰俊】
彰俊「出たしよければ…。やっぱりみんなね、パートナーの丸藤選手だったりを意識しているかもしれないですけど、タッグの時もそうですけど、そうやってどっかの方向だけ見てると、俺は絶対逃さないんで。これでちょっと気が引き締まったんじゃ無いかなと思います」
――脇腹のテーピングは?
彰俊「これはちょっと脇腹をね…。でも、そんなの関係ないんで。でも、やっぱりマサさんの精神を受け継いでいるから、ここは攻撃してこなかったという。その部分はさすがマサ北宮だと思いますけど。これから少しずつ、タッグのほうでも、シングルでも怖さを見せていきます。あと、これはドンドン発進したいんですけど、今日は同年代の人が応援に来てくれてます。やっぱり現社会でも下から追い上げられて、本当はまだまだいけるのに、まだまだ実力もあるのに、いつしか『まあ、俺は…』っていう感じの人がいると思うんで。そうじゃないと。観に来て、元気もらって、俺らの年代、まだまだ行こうぜと。これを大きくアピールしたいです」
<第5試合 GLOBAL LEAGUE 2018 Aブロック公式戦30分1本勝負>
【1勝=2点】○佐藤耕平(10分48秒 ジャーマンスープレックスホールド)【1敗=0点】×拳王
【試合後の耕平】
――試合を振り返って?
耕平「何も考えずに戦いました。火祭りの時もことも考えましたけど、リーグ戦なんで最後までZERO1のスタイルを貫き通したいですね」
――結果、内容ともに最高の立ち上がりといえそうな試合だったが?
耕平「うん、リーグ戦の初戦で拳王を突破できたというのがデカいことなんで、この勢いでリーグ戦勝ち抜いて結果を残したいと思います」
――優勝への欲も一気に深まった?
耕平「いや、それは自分の胸の中に秘めておきます。あんまり口で言いまくっても、そうならなかった時に恥ずかしいし。あえて口に出さずに、これからの戦いに挑みたいと思います」
<第6試合 GLOBAL LEAGUE 2018 Aブロック公式戦30分1本勝負>
【1勝=2点】○中嶋勝彦(12分48秒 片エビ固め)【1敗=0点】×丸藤正道
※バーティカルスパイク
【中嶋の話】「グローバル・リーグ、おもろいでしょ? 初戦だよ、初戦、まだ。まだまだ。ゾクゾクするのはこれからだよ」
<第7試合 GHCジュニア・ヘビー級選手権試合60分1本勝負>
【挑戦者】○鈴木鼓太郎(15分46秒 エンドレスワルツ)【第36代選手権者】×原田大輔
☆原田が7度目の防衛に失敗、鼓太郎が第37代選手権者となる
(試合終了後、RATEL'Sの面々が鼓太郎を取り囲む)
鼓太郎「今さらノコノコ出てきて、何ていうか知ってるか? 後の祭りっていうんだよ。このベルトが俺の手にあるってことは、どういうことか分かるか? ノアジュニア制圧完了なんだ。このベルトをかけて戦いたい人は一人しかいない。お前らじゃ役不足だよ」
【試合後の鼓太郎】
――原田戦を振り返って?
鼓太郎「さすがに意地は感じたけど、まぁこんなもんでしょう。だから言ったじゃん。『俺の掌(てのひら)の上で踊って、そして散れ』って。掌の上で踊ってたでしょ?」
――今回のフィニッシュはエンドレスワルツだったが?
鼓太郎「一番悔しいんじゃないの? そのために、額も割ったし、ベルトも踏みつけたし。そこから今日の試合は始まってんだ。だから言ったじゃん。『俺の思う通りに動いてくれてる』って」
――『やりたいことがある』と言っていたが?
鼓太郎「やりたいこと…というより、やりたい人がいる。俺、チャンピオンだから。追われてナンボだから、指名っていうのはしたくないところだけど、それでもいいからやってみたい相手。丸藤正道。このベルトを懸けて俺と勝負しないか。お互いもうトシだし、いつ壊れてもおかしくない。今やらないと絶対に後悔する。グローバル・リーグ戦中だってことは分かってる。だから今すぐとは言わない。弟(おとうと)弟子から兄(あに)弟子へのお願いだ。いい返事を待ってます」
――ノアジュニアの大原に敗れたままだが?
鼓太郎「だって今日出てこなかったでしょ? 出てきたからって挑戦できるワケじゃないけど、出てこないヤツとやるほど俺もアホじゃない」
――では丸藤に勝ったら、もうこのベルトは必要ない?
鼓太郎「それでこそ、さらに一層輝きを増すんじゃないの? 俺がノアを辞めてから約6年。6年でこのベルトの価値はだいぶ価値が落ちたんじゃないの? だから今、俺が戻ってきて、この6年を巻き戻す。こいつ(ベルト)の6年を巻き戻す」
<第8試合 GLOBAL LEAGUE 2018 Bブロック公式戦 30分1本勝負>
【1勝=2点】○潮崎豪(16分28秒 片エビ固め)【1敗=0点】×杉浦貴
※ショートレンジ豪腕ラリアット
(試合終了後)
潮崎「後楽園ホール、ありがとう。どんなにきつくても、どんなに厳しくても、俺は最後まで諦めない! このままグローバルリーグ2018、突っ走る!」
【潮崎の話】「リングの上で言ったように、今日始まったばかりのリーグ戦だけどな、俺はどんな状況になろうと、どんな苦境に立たされようと、俺は最後まで諦めない。必ずこのリーグ戦優勝してみせる」
「GLOBAL LEAGUE 2018」が開幕、入場式にはDDT新木場大会に出場している樋口和貞を除く15選手が揃い、前年度覇者の拳王がトロフィーを返還、激戦の幕を開けた。
拳王はZERO1の耕平と対戦。耕平はリストロックで捕らえ、拳王はローキックで逃れるが耕平も重いローキックで応戦、エルボー合戦も耕平が優り、拳王が崩れるようにダウンしてしまう。
拳王はサッカーボールキックから座り込み、サッカーボールキックを要求、耕平も望みどおりにサッカーボールキックを浴びせ、拳王はのたうち回り、ビンタ合戦も耕平が重たいエルボーを浴びせる。
耕平のラリアットをかわした拳王は輪廻、ミドルキックの連打でやっと耕平を倒し、拳王はダイビングダブルニーからアンクルホールド、ファルコンアローが逃れられても、ソバットを浴びせるが、しかし耕平が逆にファルコンアローを決め、PKからパイルドライバー狙いは拳王が堪え、耕平がアピールした隙をついた拳王はドラゴンスープレックス、耕平のエルボーも受けきって輪廻を炸裂させて両者ダウンとなる。
ミドルキック合戦から耕平が突進すると、拳王がカウンターのミドルキックで迎撃、蹴暴からダイビングフットスタンプを投下すると、かわした耕平は前蹴りを繰り出す拳王に頭突きを浴びせる。拳王は流血もスピンキックを放つが、耕平が受けきって重いエルボーから最後は二段式ジャーマンで勝利を収め、拳王は黒星で公式戦をスタートする。
メインではGHCヘビー級王者で2年ぶりのエントリーとなった杉浦は、前年度準優勝の潮崎と対戦。開始から潮崎がマシンガンチョップ、杉浦がマシンガンエルボーと激しく打ち合うが、潮崎は逆水平を狙うと、杉浦がカウンターのナックルで迎撃し潮崎がダウンする。
杉浦は潮崎を場外へ追いやってエルボーから鉄柵攻撃、エルボーを連打から串刺しビックブーツ、ストンピングと圧倒、リングに戻ると杉浦はスリーパーで捕獲、潮崎はロープに逃れるが、杉浦は足蹴、、杉浦のエルボーに対し潮崎は逆水平で打ち返すがダメージで力が入らない。
潮崎の起死回生を狙ったフライングショルダーも、杉浦は顔面へのニーで迎撃、しかしランニングニーは潮崎がキャッチして右のラリアットはエルボーで迎撃されるも、左のラリアットを浴びせ、ランニングでの手刀からフィッシャーマンズバスターで叩きつける。
潮崎は逆水平からブレーンバスター狙いは杉浦が前方に叩きつけ串刺しビックブーツ、雪崩式滞空ブレーンバスター、潮崎は逆水平も杉浦のエルボーで応戦してラリーとなるが、潮崎がジャーマンに対し串刺し狙いも、杉浦が迎撃してターンバックルへのジャーマンで投げ、杉浦はエプロンに潮崎を連行して断崖式中年ズリフトを敢行し、リングに戻った潮崎に串刺しニーから鬼エルボーを乱打、ハイブリッジジャーマンからランニングニーで潮崎を追い詰める。
杉浦はサイドから胴田貫エルボーを連発してから、オリンピック予選スラムを狙うと、潮崎が豪腕ラリアットを炸裂させてからゴーフラッシャーを決め、杉浦はビンタからエルボーも潮崎は逆水平を鬼のように乱打する。
潮崎は豪腕ラリアットを狙うが、かわした杉浦はフランケンシュタイナーも、堪えた潮崎はシットダウンパワーボムで叩きつけ、最後はリミットブレイクから豪腕ラリアットで3カウントとなり、杉浦も公式戦を黒星でスタートする。
第6試合では丸藤vs中嶋は、丸藤の間に付き合わず場外に逃れ、丸藤の鞭のような逆水平も見切るなどマイペースぶりを見せたかに思われたが、丸藤が追走式ラリアットをかわされたところで、カウンターの虎王を浴びせ、まさかの攻撃を受けた中嶋は場外でダウン、しかし丸藤の追撃の手は緩めず、エプロンの角めがけてのパイルドライバー、スタンド席とリングサイドを仕切る鉄板に叩きつけ、鉄柵の扉にも中嶋の首を挟むなど、"本当は怖くてえげつない”丸藤を見せつけ中嶋を徹底的に痛めつける。
リングに戻った丸藤は串刺しでの鞭のようにしなる逆水平、バックエルボー、ナックル、追い越しアックスボンバー、ブレーンバスターフェイント式トラースキックと畳みかけ、不知火で勝負を狙うが、逃れた中嶋はターンバックルにぶつけてから顔面蹴り、丸藤のトラースキックイリュージョン狙いに対して串刺しトラースキックを浴びせ、両者ダウンとなる。
中嶋は低空ドロップキックからドラゴンスクリュー、前後からサッカーボールキック、バックドロップ、PKを狙うが、丸藤がローキックで迎撃すると、見えない角度からトラースキック、虎王の連打、手首を掴んでからの後頭部への捕獲式虎王、そして奥の手の生膝虎王を狙うが、中嶋がかわすと、丸藤のトラースキックをハイキックで迎撃し、丸藤がうつ伏せに倒れこんだところで、顔面へのバトンキックを炸裂させ、最後は丸藤が意識が飛んでいるのにも係わらず、バーティカルスパイクで3カウントを奪い、中嶋が完勝で白星スタートとなる。
第5試合の彰俊vs北宮は、ラリアット合戦から突進する彰俊に北宮がラリアットを浴びせ、場外戦で彰俊の左腕を攻めてリードを奪うも、、串刺しショルダーをかわした彰俊は、串刺しラリアットからブレーンバスター、ニーリフトから踵落としで反撃もアイアンクロースラムは北宮が堪える。
彰俊はニーリフトから胸板へローキックも、北宮は受けきりバックエルボー、串刺しショルダーから突進は彰俊がニールキックで迎撃し、ラリアットからアイアンクロースラム、そしてスイクルデスで勝負を狙うが北宮がブロックし、エルボーの連打からサイトースープレックスを狙うも、堪えた彰俊に、北宮が突進すると、彰俊はスイクルデスで迎撃して3カウントを奪う。
第4試合のフーリガンズ対決は、谷口の左腕を攻めたコーディは串刺しを狙うが、かわした谷口はラリアット、しかし場外戦ではコーディはラリアットや逆水平、鉄柵攻撃、通路に連行して客席に叩きつけタックル、リングに戻ってロープ越しのボディープレスと圧倒する。
コーディはニーを連打、踏みつけからロープ越しのハンマー、アバランシュホールド、何度もカバーして谷口のスタミナを奪いスリーパー、執拗に絞めあげるが谷口はバックドロップで反撃し串刺しラリアット、電車道からブレーンバスターと返すが、ラリアットは相打ちも、コーディが佐々木家を浴びせる。
ゴーディはネックハンキングボムからチョークスラムを狙うが、逃れた谷口は背中のラリアットからスレッジハンマー、スライディングラリアット、マイバッハボムツヴァイ狙いはゴーディが頭突きで逃れられるも、マイバッハが頭突きからラリアット、背中、正面へのマイバッハプレスの連発で3カウントを奪い勝利となる。
リーグ戦は拳王、杉浦、丸藤と敗れて黒星スタートとなったが、各選手とも実力は拮抗しているだけに今年はA、Bブロック共混戦は必至か、果たして誰がリーグ戦を制するのか・・・?
セミで行われたGHCジュニアヘビー級選手権は、鼓太郎の回転エビ固めねらいをフットスタンプで潰した原田は、ボディーエルボーを駆使して先手を狙うも、エプロンの攻防で鼓太郎がエプロン上でのエクスガリバーを敢行し、原田は首に大ダメージを負ってしまう。
鼓太郎は徹底した首攻めで試合をリードも、原田は突進する原田をスロイダーで投げ、串刺しエルボーの連打からフォアアーム、鼓太郎のピット狙いは原田が顔面への低空ドロップキックで迎撃して滞空式ファルコンアローを決め、コーナーからの攻撃を狙う鼓太郎に雪崩式ブレーンバスターを狙うも、鼓太郎はディフェンサーで切り返し、場外に逃れた原田に三沢魂エルボースイシーダを命中させる。
リングに戻ると鼓太郎はコーナーからの三沢魂ダイビングエルボーアタックを炸裂させ、旋回式エクスガリバー、ブルーディスティニーと畳みかけて原田を追い詰め、三沢魂タイガードライバーを狙うも、原田がリバースし途中で止めてから真っ逆さまに叩きつける垂直落下式のリバースで切り返す。
原田はボディーエルボーの連打からランニングボディーエルボー、片山ジャーマンは鼓太郎がサムソンクラッチで丸め込んでから、丸め込み合戦となるも、鼓太郎のローリングエルボーをかわしてボディーエルボー、ローリングエルボーからターンオーバーニー、そして片山ジャーマン狙うが、鼓太郎が十字固めで切り返すと、エンドレスワルツを大回転させて3カウントを奪い王座を奪取。
試合後にはRATEL'Sの面々が鼓太郎に詰め寄るが、NOAHジュニアは事実上制圧したとして挑戦を拒否し、バックステージでは挑戦者として丸藤を指名した。
ジュニアリーグの公式戦で1度敗れている原田にファンはリベンジを期待しただろうが、今回もねじ伏せられたことで、事実上NOAHジュニアは旧世代の鼓太郎に制圧されてしまった。挑戦者にはなんと丸藤を指名したが、丸藤と鼓太郎は三沢光晴の付き人を務めた仲、鼓太郎としても兄としている丸藤を越えたいという意図と、現在の王座は権威が落ちているとして、「NOAHのジュニアは最強です」と誇った時代を取り戻すために、自分の色に染めて権威を高めたいようだ。丸藤はヘビー級なれど、ウエート的にはジュニアであることから問題はないだろうが、後は丸藤次第なのか・・・リーグ戦で唯一鼓太郎を破っている大原もリーグ戦では不成績で終わったことで名乗りを挙げなかったのか、鼓太郎に制圧されたNOAHジュニアをこのまま黙ってみているのか…
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