11月23日 NOAH「GLOBAL LEAGUE 2018」横浜ラジアントホール 329人 超満員
(コメントなどはプロレス格闘技DXより)
<第1試合 20分1本勝負>
長井満也 大原はじめ ○熊野準 井上雅央(13分9秒 片エビ固め)クワイエット・ストーム Hi69 田中稔 ×稲村愛輝
※ベアボトム
<第2試合 20分1本勝負>
タダスケ 原田大輔 ○YO-HEY(11分50秒 エビ固め)鈴木鼓太郎 小川良成 ×宮脇純太
※アウトキャスト
<第3試合 GLOBAL LEAGUE 2018 Bブロック公式戦 30分1本勝負>
【3勝4敗=6点】○樋口和貞(8分17秒 エビ固め)【3勝4敗=6点】×コーディ・ホール
※ドクターボム
<第4試合 30分1本勝負>
拳王 ○中嶋勝彦 マサ北宮 (11分13秒 エビ固め)丸藤正道 ×齋藤彰俊 越中詩郎
※フランケンシュタイナー
【試合後の中嶋】
――北宮とギクシャクしたが…?
中嶋「うーん…別に」
――今後も北宮と組み続けていく?
中嶋「それはどうだろーねえ(笑) まぁひとつ言えることは…そろそろいい“タイミング"なんじゃないかなー」
【北宮の話】「勝手ばっかすんのか!? 負けてスネてんのか? いいよ…勝手にやりゃいい。ついていけねーよ。やるのは勝手だが、やった手前、何が返ってくるか覚悟しとけ。何考えてんだ」
<第5試合 GLOBAL LEAGUE 2018 Bブロック公式戦 30分1本勝負>
【4勝3敗=8点】○清宮海斗(13分29秒 タイガースープレックスホールド)【4勝3敗=8点】×マイバッハ谷口
<第6試合 GLOBAL LEAGUE 2018 Bブロック公式戦 30分1本勝負>
【3勝4敗=6点】モハメド ヨネ(13分44秒 脇固め)【4勝3敗=8点】×潮崎豪
【試合後のヨネ】
――ギリギリのところでとっさに動いた?
ヨネ「そうですね。必死こくと人間、ワケの分からない行動に出るって言いますけど、まさか若い頃にあんだけ叩き込まれた、師匠の藤原さんの脇固めが出るとは自分でも思わなかったです」
――リーグ戦の最後を勝利で締めたが?
ヨネ「気持ちいいですね! 負けが続いてやっぱりダメかな…って思ったけど、終わりが良ければ、また明日から行きたいな!って気持ちになります。負け越したけどね、今日の1勝はリーグ戦でも残る1勝だったんじゃないですか? それだけ自分でも会心の脇固めが出ました」
――世代闘争は続くが?
ヨネ「うん。ヨネにもこういう怖いところがあるんだっていうのが、分かってもらえたら。若手つってもみんなもう凄いから。ウチらキャリアだけじゃ倒せない相手だからね。でも心の底からやってやるぞ!って気持ちになってね、これからも行きたいなと思います」
<第7試合 GLOBAL LEAGUE 2018 Bブロック公式戦 30分1本勝負>
【3勝4敗=4点】○小峠篤司(6分14秒 トルネードクラッチ)【4勝3敗=8点】×杉浦貴
(試合終了後、味方リングアナがアナウンスすると、試合を見届けていた丸藤と清宮がリングに上がる)
丸藤「清宮、このリーグ戦でお前が残した結果、勢い、そして自信は認める。逆に俺は見てのとおり満身創痍だ。だからこそ、お前が相手でもがむしゃらに勝ちに行く。超えられるもんなら超えてみろ」
清宮「ノアで一番になって、突き抜けて、このリーグ戦、俺が優勝します!」
【小峠の話】「やりましたよ! チャンピオンから取りましたよ! これで俺が……決勝進出やぁああ!! ………え? 違う? なんやそのシステム! クイズ番組みたいに最後は100ポイント!みたいなのないんかい! ない? チキショー…。まぁいい。とりあえず少しだけ革命が進んだ。俺は変えようとして変えたから。みんな変わろうぜ。ノアもファンのみんなも。みーんな変えようぜ! それが革命!!」
【メイン後の清宮】
――奇跡的な星取りで突破が決まったが?
清宮「奇跡かもしれないです。でも、そういう運も全部味方につけて、俺がこのまま行きたいと思います」
――相手は丸藤だが?
清宮「今までいっぱいチャンスが有りましたけど、ここで必ず俺がこのチャンスをモノにして、必ず突き抜けてみせます」
――杉浦、潮崎に勝って、決勝で丸藤。世代交代では願ってもないシチュエーションだが?
清宮「新しい景色をみせたいです」
――あと2日あるが、どう過ごす?
清宮「もう準備はできてるんで。あとは今まで培ってきたすべてを出し切って、すべてを丸藤さんにぶつけたいと思います」
【メイン後の丸藤】 ――清宮が上がってくるのは予想外だった?
丸藤「どうだろうな。彼の若さと勢いは、ずっと上り調子だったと思うし。彼が倒してきた相手というのも本物の選手ばかりだったんで、予想外では無い…といえば無いかもしれない。でもここで俺を超えさせるワケにはいかないし、なんせ今年は俺の年だから。最後の最後にアイツに負けちゃったら、たまったもんじゃない」
――20周年イヤーをリーグ戦制覇&杉浦からのGHC奪取で締めくくる?
丸藤「そりゃそうだよ。チャンピオンカーニバルも制覇して、グローバル・リーグも制覇して、そして杉浦貴とベルトを懸けて試合をしたい。俺の20周年イヤー、それ以外の締めくくり方は何もない」
――左肩の状況がかなり悪そうだが、何でカバーする?
丸藤「俺を見てきた人なら分かると思うけど、いろんな手を使ってカバーしてきてるから。ダテに20年やってないよ。いろんな意味でまだまだあいつは俺を超えられない。それを見せる良い機会になるんじゃないですか?」
同点の清宮vs谷口は、谷口が奇襲を仕掛けからパワー全開で攻め立て、チョークスラムからマイバッハボムツヴァイで勝負を狙う。しかし清宮がDDTで切り返すと、ノーモーション頭突きを浴びせる谷口にドロップキックを発射、谷口のラリアットをかわした後で、後頭部にドロップキックを浴びせてからタイガースープレックスで3カウントを奪い4勝目で全公式戦を終了、優勝決定戦進出はセミ、メインの結果待ちとなる。
セミの潮崎vsヨネは、壮絶な打撃戦から、ヨネがハイキックからラリアット、キン肉バスターで勝負に出るも、潮崎は絞首刑式肩固めで反撃し、ゴーフラッシャーから豪腕ラリアットで勝負を狙う。ところがヨネが藤原喜明直伝の脇固めで切り返し、まさかの切り返しを受けた潮崎はたまらずギブアップ、3敗目を喫して脱落となってしまう。
メインの杉浦vs小峠は 、小峠が会場外まで杉浦を出し扉を閉め、入場ゲートから戻ってくる杉浦をトラースキックで迎撃するなどかき回しにかかる。 小峠はバイシクルキック、トラースキック、高速ニーと畳みかけ、キルスイッチ狙いは逃れられるも、エルボー合戦から頭突きを浴びせ、杉浦は左のラリアットからオリンピック予選スラムで勝負を狙ったが、小峠がキドクラッチで切り返し3カウント、速攻で勝利を収め、杉浦も3敗目で、潮崎と杉浦との直接対決を制した清宮が優勝決定戦に進出を決めた。
試合後に丸藤と清宮がリングに上がり、丸藤が「超えられるもんなら超えてみろ」と迫り、清宮も「ノアで一番になって、突き抜けて、このリーグ戦、俺が優勝します!」と返したが、思い起こせば2017年1月21日の大阪大会、丸藤は清宮と対戦し、清宮がゴング前から奇襲をかけるも、丸藤は鞭のようにしなる逆水平で徹底的に痛めつけ、清宮もエルボーで懸命に食い下がるが、丸藤はパーフェクトフェースロックで絞めあげる。清宮は丸藤のトラースキックイリュージョンをかわして丸め込み、ドロップキックからジャーマン、そしてタイガースープレックスを狙うが、コーナーに押し込んだ丸藤は串刺し式の虎王を炸裂させると、立ち上がったところで再び虎王が炸裂し、清宮は失神してTKO負けを喫したが、あの頃の清宮は丸藤との差がまだまだ歴然としていた。しかし今回は清宮が自分の力でリーグ戦を勝ち残り、対等の立場で丸藤と向かい合うことになった。果たして丸藤との差をどれだけ縮めるだけでなく、超えることが出来るか、清宮の成長が示される試合になる。
第6試合では新世代軍が越中を加えた現世代軍と対戦も、中嶋と北宮が彰俊を捕らえて連係を狙うかと思われたが、中嶋が突如北宮に蹴りを浴びせ連係を拒否し、この隙を突いた彰俊がスイクルデスからデスブランドで勝負に出るも、中嶋は首固めで切り返してからフランケンシュタイナーで勝利を収め、中嶋は拳王と北宮を置いてさっさと退場、バックステージでも北宮とのタッグであるジ・アグレッションの解散を示唆した。
中嶋は前日の仙台大会でも「次に行くために、俺にも考えがあるよ。近々“その時"が来るかもね…」と発言したことから、先を見据えて世代闘争からフライングしようとしているのか?25日は大嵐の予感がする。
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