12月15日 新日本プロレス「JRA presents Road to TOKYO DOME」後楽園ホール 1726人超満員札止め
(試合内容は実況ツイートより)
<第1試合 金光輝明 復帰戦 15分1本勝負>
吉田綾斗 △海野翔太(15分時間切れ引き分け)△金光輝明 成田蓮
<第2試合 20分1本勝負>
ロッキー・ロメロ YOH ○SHO(9分23秒 エビ固め)獣神サンダー・ライガー ×タイガーマスク トーア・ヘナーレ
※3K
<第3試合 20分1本勝負>
○石井智宏 後藤洋央紀(10分36秒 片エビ固め)鈴木みのる ×飯塚高史
※垂直落下式ブレーンバスター
<第4試合 20分1本勝負>
EVIL ○SANADA(9分44秒 片エビ固め)×チェーズ・オーエンズ 高橋裕二郎
※マジックキラー
<第5試合 30分1本勝負>
○内藤哲也 BUSHI 鷹木信悟(13分39秒 片エビ固め)タイチ ×金丸義信 エル・デスペラード
※デスティーノ
<第6試合 30分1本勝負>
ジェイ・ホワイト バットラック・ファレ タマ・トンガ ○タンガ・ロア 石森太二(14分45秒 片エビ固め)オカダ・カズチカ 真壁刀義 矢野通 ×本間朋晃 KUSHIDA
※エイプシット
<第7試合 60分1本勝負>
○ケニー・オメガ 飯伏幸太(26分46秒 片エビ固め)棚橋弘至 ×ウィル・オスプレイ
※ゴールデン☆トリガー
まず本戦の前に15日、午後1時から1月4日、東京ドームで対戦する緊急来日したクリス・ジェリコと内藤哲也による共同会見が行われ、内藤はジェリコのことを“世界のスーパースター”と称えつつとヒマ呼ばわりするなど褒め殺しで挑発、さすがのジェリコもムッとする。そして会見が終わる間際に内藤がペットボトルの水を口からジェリコめがけて噴射、顔面に浴びたジェリコは激怒して乱闘となり、内藤退場後はジェリコはテーブルをひっくり返すなど大荒れでまくしたてて会見は終了となった。
内藤は第5試合でBUSHI、鷹木と組んでタイチ&金丸&デスペラードと対戦し、試合中の鷹木が金丸に会場奥の鉄の仕切りに叩きつけられた際に流血するハプニングがあったものの、交代した内藤がタイチにエルボー、ネックブリーカーから低空ドロップキック、コーナーミサイルと猛反撃、だがタイチはミドルキックからジャンピングハイキックと返すと、ロングタイツを脱いで天翔十字鳳を狙うがかわした内藤は延髄斬りも、タイチはアックスボンバーで応戦する。
そこで金丸とデスペラードが連係で内藤を捕らえ、金丸がリバースDDTからムーンサルトプレスを投下するがかわされると、着地した金丸に鷹木がパンピングボンバーを連発し内藤がグロリアからデスティーノで3カウントを奪い勝利を収める。
試合後に鈴木軍が退場すると、ジェリコがイスを持って乱入、内藤だけでなくBUSHIや鷹木にも一撃を加え、内藤にはメッタ打ちにした後でコードブレーカーでKOし、会見の倍返しに成功する。ジェリコはTVカメラを奪ってでダウンしている内藤を撮影、自撮りしてから、鉄柱めがけてイスをメッタ撃ちにして、客席まで雪崩れ込んで徘徊して去っていった。
倍返しされた内藤だったが、意識はあったことから、この乱入はあくまで想定していたような感じだったが・・・
メインでは棚橋&オスプレイがゴールデンラヴァーズと対戦、飯伏vsオスプレイでスタートし、二人はグラウンドの攻防から次第にエンジンを上げ、リーブロックの攻防、オスプレイがモンキーホイップでケニーごと場外へ追いやりトペフェイント、飯伏とその場飛びの攻防と火花を散らす。
棚橋vsケニーになると、バックの奪い合いからケニーがリストロックも、切り返した棚橋はヘッドロックで絞めあげ、あくまでレスリングに拘ってケニーの動きを封じにかかる。
棚橋とオスプレイは、棚橋のアシストでオスプレイがその場飛びムーンサルト、エアギターの競演で見事な連係を披露するが、ケニーはオスプレイにキチンシンクからTシャツを脱いでチョーク攻撃で動きを止めると、ゴールデンラヴァーズが連係でオスプレイを蹂躙、徹底した脇腹攻めで試合をリードする。
劣勢のオスプレイはケニーにハンドスプリングスクリューキックで反撃して棚橋に交代、棚橋はケニーをコーナーに押し込んでエルボーの連打、串刺しドロップキックセカンドコーナーからサマーソルトドロップドラゴンスクリューで猛反撃し、テキサスクローバーホールドを狙うが、飯伏がカットに入ると、ゴールデンラヴァーズはダブルリーブロックからミドルキック&コタロークラッシャーで棚橋を場外へ追いやり、オスプレイがクロスボディーでカットも、キャッチしたゴールデンラヴァーズは場外へ放り投げてから、二人めがけてクロスラッシュを炸裂させる。
リングに戻ったゴールデンラヴァーズは、ケニーのカミカゼから飯伏がその場飛びシューティングスター、ケニーのムーンサルト狙うが、オスプレイが阻止し、ケニーを雪崩式回転エビ固めで飯伏に投げつける。
ケニーがドラゴンスープレックスも棚橋はスリングブレイドで応戦、交代したオスプレイは飯伏のスワンダイブフォアアームからその場飛びシューティングスター、エルボー合戦から飯伏がソバットコンポ、オスプレイのムーンサルトアタックをキャッチした飯伏はジャーマンスープレックスホールドで投げる。
ケニーに代わり蒼い衝動狙いは、オスプレイがスタナーで切り返し、ドラゴンスープレックスも着地したオスプレイはマウスから突進はケニーがVトリガーで迎撃。だがもう一発を狙いは、オスプレイはフラムフライで応戦、そしてロビンソンスペシャルからシューティングスタープレス狙う。
そこで飯伏が雪崩式フランケンでカットもオスプレイは着地、エルボー合戦、ミドルキック合戦、オスプレイがフェイントからローキック、読み合いは飯伏がバックホームラリアットを浴びせ、カットに入った棚橋には飯伏はオーバーヘッドキックを狙うも、キャッチした棚橋はグランド式ドラゴンスクリュー、しかしケニーが掟破りのスリングブレイドで排除し、ゴールデンラヴァーズはオスプレイにゴールデントリガーを狙うと、またたしても棚橋がカットもVトリガー&ハイキックで棚橋を排除する。
ゴールデンラヴァーズはオスプレイにゴールデンシャワー狙うが、オスプレイは二人まとめてスパニッシュフライで阻止し、棚橋がケニーにハイフライフロー、オスプレイがシューティングスタープレスの波状攻撃で追い詰め、オスプレイはケニーにストームブレーカーを狙うも、逃れたケニーはリバースフランケンで切り返し、飯伏がラストライド、ケニーがリバースタイガードライバーと波状攻撃、ケニーがVトリガーから片翼の天使はオスプレイがフランケンシュタイナーで切り返す。
オスプレイは見えない角度からのトラースキックからオスカッターは、ケニーがキャッチも飯伏のハイキックはケニーに誤爆、そこで棚橋が入り、棚橋&オスプレイのダルマ式ジャーマンの競演を披露、そしてオスプレイがケニーにトラースキックからオスカッターは飯伏が阻止も、ケニーが捕らええるとPKこころが決まり、最後はゴールデントリガーで3カウントでゴールデンラヴァーズが激戦を制した。
試合後は東京ドームに向けてアピールすると、ケニーがクリスマスソングを熱唱、そしてリング内に雪が降る中、2018年度の新日本プロレスが締めくくられた。
内容的には棚橋とオスプレイが意外と波長があって噛み合っていたからこそ、ゴールデンラヴァーズと好試合を繰り広げることが出来た、これは大連立が成立したからこそ出来た組み合わせで棚橋&オスプレイは、棚橋&オカダより間違いなく本当のドリームタッグだった。棚橋も過去IWGPタッグ王座も獲得したことでタッグも上手いしオスプレイの引き立て方もよく心得てる。その辺のところがシングル中心だったオカダとの違いなのかもしれない。
最後に今年の新日本プロレスも、今年はロス道場を再興させ海外へ進出するなど、新日本プロレスがどこまで大きくなるのか、自分の予想すらつかないぐらいになってきている。ただ一つ言えるのは現在の新日本は戦いがないと言われるが、ケニーの棚橋の戦いも、どっちが正しいのかのぶつかり合いも戦い、それはいつの時代でも変わらない。ケニーと飯伏は確かに新日本プロレスに違うスタイルを持ち込んだかもしれない。プロレスは一時格闘技に脅かされたことがあり、数々のレスラーが挑んでいって敗れたが、プロレスの良さは敗れてもスポンジのように吸収してしまう。ゴールデンラヴァーズの二人のスタイルは二人が敗れても決して否定はされないだろう、新日本がいかに吸収していくかにかかっているのではないだろうか…
セミでは仮病で欠場した外道に代わり急遽ジェイが出場した本隊&CHAOSの連合軍vsBULLET CLUB OGは、序盤こそは真壁と矢野が連係を披露して見せ場を作るも、セコンドの邪道、外道を加えたBULLET CLUB OGに押し切られ、最後は本間がタンガのエイプシットで完敗、試合後もオカダがまたしてもBULLET CLUB OGに制裁され醜態を晒した。メインと違って連合軍はBULLET CLUB OGと違って個々で戦ってしまい、せっかくの連立もただの烏合の衆となってしまっている。
第1試合では頚椎の負傷で2年間欠場していた金光の復帰戦が行われ、海野とグラウンドで渡り合うが、古傷である首を攻められると失速し捕まってしまう。それでもショルダーで反撃した金光は成田に交代、成田は吉田にエルボーからショルダー、キャメルクラッチ、エルボーからフォアアーム、フロントスープレックスで猛反撃、海野にも成田が背後からドロップキックを発射してから、金三つに代わり、金光は串刺しエルボーからボディースラム、逆エビ固めで海野を追い詰める。
しかし吉田がカットに入ると、金光が連打から突進は海野がドロップキックで迎撃して逆エビ固めで捕らえたところで時間切れ引き分けとなった。最後は攻め込まれたがタッグながらも15分を戦い抜いたのは大きかった。金光は実質上ゼロからの再スタートとなったが、猛追に期待したい。
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