潮崎がHARASHIMAを降して優勝決定戦に進出、竹下に訪れた最大の試練!

12月15日 DDT「D王 GRAND PRIX 2019 IN NAGOYA」愛知・名古屋中スポーツセンター 313人 超満員

<第1試合 30分1本勝負>

○プーマ・キング 渡瀬瑞基(11分14秒 ラ・カシーダ)梅田公太 ×上野勇希


<第2試合 D王 GRAND PRIX 2019 Aブロック公式戦>

【3勝3敗=4点】○彰人(8分43秒 完璧足四の字固め)【2勝4敗=4点】×MAO


<第3試合 30分1本勝負>

ウルティモ・ドラゴン 大鷲透 ○奥田啓介(10分22秒 片エビ固め)高梨将弘 大石真翔 ×平田一喜

※PK


<第4試合 D王 GRAND PRIX 2019 Bブロック公式戦>

【2勝4敗=4点】○高尾蒼馬(12分39秒 片エビ固め)【3勝3敗=6点】×マイク・ベイリー

※ジントニック


<第5試合 D王 GRAND PRIX 2019 Bブロック公式戦>

【4勝2敗=8点】○青木真也(8分13秒 TKO)【3勝3敗=6点】×遠藤哲哉

※フロントネックロック


<第6試合 D王 GRAND PRIX 2019 Bブロック公式戦>

【4勝2敗=8点】○竹下幸之介(11分37秒 片エビ固め)【3勝3敗=6点】×サミー・ゲバラ

※ファブル

☆竹下が優勝決定戦に進出


<第7試合 D王 GRAND PRIX 2019 Aブロック公式戦>

【3勝3敗=6点】○佐々木大輔(16分41秒 クロスオーバー・フェースロック)【3勝3敗=6点】×樋口和貞


<第8試合 D王 GRAND PRIX 2019 Aブロック公式戦>

【5勝1敗=10点】○潮崎豪(22分50秒 エビ固め)【3勝3敗=6点】×HARASHIMA

※豪腕ラリアット


 いよいよ最終公式戦を迎えた「D王 GRAND PRIX 2019」、Bブロックは竹下、青木、遠藤、ベイリー、ゲバラがトップで混戦のままで最終公式戦となった。

 まずベイリーは高尾と対戦、場外戦で高尾が客席へ叩きつける。リングに戻ってコーナーで踏みつけ、サミング、レッグドロップと先手を奪う。高尾がロープへ振るとベイリーがドロップキックを命中させ、場外の高尾にトペを狙うが、リング下の島谷が足をすくって転倒させると、これを逃さなかった高尾はリングに戻ってスライディングキックを放つなど、ベイリーのペースにはさせない。

 リードの奪えないベイリーに高尾は串刺しを狙うが、迎撃したベイリーはミサイルキックからソバット、踵落とし、ミドルキック、その場飛びカンクーントルネードと一気に流れを変えたに見えたが、串刺しニーがかわされると、高尾が串刺しドロップキック、セカンドコーナーからダイビングフットスタンプを投下、ベイリーはヘッドシザースドロップで反撃し、島谷にトペを浴びせてから高尾を場外へ追いやり、島谷もろともトップロープからのケブラータを命中させる。

 リングに戻るとベイリーがフェイント式ブラジリアンキックからその場飛びムーンサルトダブルニーを投下するが、アルティマウェポンは自爆、高尾はボディーエルボーからスーパーキックを放つも、高尾のキックを見切ったベイリーはハイキックを放つ。

 ベイリーは串刺しを狙うが、迎撃した高尾はエンドレスワルツで丸め込むが、突進したところでベイリーはグリーンティー・プランジからブラジリアンキックを炸裂させ、フラミンゴドライバーを狙う。だが逃れた高尾は切り返し合いからジントニックを決め3カウントを奪い、ベイリーは脱落となってしまう。

 

 遠藤vs青木の直接対決は、、遠藤はアキレス腱固めを仕掛ければ、逃れた青木も切り返すも、遠藤はヘッドシザースで捕らえるなど、青木相手にグラウンドで挑む。遠藤はリストロックも、青木が切り返して腕十字を狙いつつマウントを奪い、遠藤はエビ固めからゆりかもめで捕らえるも、青木は無理せずロープへ逃れる。

 今度は青木が覆いかぶさって俵返しからヒールホールドで捕らえ、そのまま裏アキレス腱固めからアンクルホールドへ移行、たまらず遠藤はロープに逃れるが青木は放さない。

 遠藤は場外に逃れ、青木は追いかけるが、反撃した遠藤は場外でその場飛びシューティングスターを敢行してから、サスケスペシャルと飛び道具で流れを変えるが、リングに戻ると遠藤のスワンダイブフォアアームは切り返した青木がスリーパーで捕獲、遠藤もスリーパーで切り返すが、青木は腕十字からフットチョークで捕らえ、遠藤はロープに逃れる。

 遠藤がビンタから打撃戦となるが、青木が掌打からフロントチョークへで捕らえ、遠藤はノーザンライトスープレックスで投げるが、青木がフロントネックロックで絞めあげ、遠藤が落ちたため試合はストップ、青木が勝利が8点で全公式戦を終了、暫定トップとなり、優勝決定戦は竹下vsゲバラの結果待ちだが、この時点で青木との直接対決に敗れているゲバラの脱落が決定する。


 竹下vsゲバラは、ゲバラのリーブロックを読んだ竹下が低空ドロップキックを放つも、串刺しを迎撃したゲバラはロープ越しのハイキックからスワンダイブフォアアームは竹下がキャッチ、ロープワークからの読み合いはゲバラが制してその場飛びシューティングスターも、旋回式クロスボディーは竹下がエルボーで迎撃する。

 場外に逃れたゲバラに竹下はトペを狙うが、素早く戻ったゲバラはゼロ戦キック、場外に逃れた竹下にケブラータフェイントで挑発してから、エプロンからシューティングスターを投下も、竹下がかわすとビックブーツを放ち、エプロンにゲバラをフラップジャックで不時着させるが、ゲバラはエプロンからローキックで迎撃し、トペを発射もキャッチした竹下はエプロンに叩きつける。

 リングに戻した竹下はダイブも、スーパーキックで迎撃したゲバラはカナディアンデストロイで突き刺し、ゲバラはコーナーからシューティングスタープレスを投下するが、竹下が剣山で迎撃も自身の膝にダメージを負う。

 スピードのない竹下の串刺しを迎撃したゲバラはコーナーも、阻止した竹下がそのまま下から担いで落下し、ゲバラの首をトップロープに直撃させ、ファブルをを狙うが、ベイリーがスワンダイブスパニッシュフライで阻止する。

 両者はエルボー合戦、竹下がフィンガーロックから両手を踏み潰してニーも、突進はゲバラがジャンピングニーで迎撃、ジャンピングキックは相打ちも竹下はラリアット、エルボー、ナックルからパワーボムを狙うが、ゲバラがフランケンシュタイナーで切り返す。しかしエプロンに逃れた竹下はゲバラにニーを浴びせすと、すかさずスワンダイブ式スワントーンボムことファブルで3カウントを奪い、同点の青木との直接対決を制していることから優勝決定戦に進出する。


 Aブロックは潮崎が単独トップ、2敗でHARASHIMAと樋口が追いかける展開のまま最終公式戦を迎えた。

 樋口はカリスマと対戦、樋口がロックアップから押し込むが、カリスマはサミングを放ち、、樋口は逆水平からロープへ振るが、カリスマは低空ドロップキックの連打から足へのローキックで返し、進は樋口がぶちかましで弾き飛ばすも、ボディースラムからボディープレスは自爆となってしまう。

 カリスマはクロスフェースで捕獲して場外戦でナックルも、樋口は逆水平で応戦、カリスマはサミングからナックルからラリアットは鉄柱に誤爆、そこで樋口はぶちかましを狙うが、鉄柱に誤爆してしまい、カリスマはイスで足を殴打して、首にイスをかざしての鉄柱に叩きつける。

 リングに戻るとカリスマは樋口の足攻めるだけでなく、ネックブリーカーからコブラクラッチ式のチンロック、足へのローキック、首筋へのエルボーと足と首の二箇所を攻め、ペティグリーを狙うが、担いだ樋口はアバランシュホールドで叩きつけ逆水平の連打、串刺しラリアットと反撃する。

 樋口は逆水平の連打、ダブルチョップから轟天を狙うが逃れたカリスマはエディ・ゲレロ式エビ固めからスーパーキックを浴びせるも、キャッチした樋口はラリアットからコーナーポストへギロチンホイップ、ダイナミックキックと浴びせてからノド輪落としを狙うが、カリスマが切り返すと樋口はアイアンクローで捕らえる。

 しかしカリスマはレフェリーと交錯させて逃れ、急所蹴りからペティグリー、ダイビングエルボードロップを投下、ラ・ミスティカ狙いは樋口が逆水平で迎撃も、ヘッドシザースホイップで樋口を場外へ追いやったカリスマはトペを発射を発射、樋口をイスに座らせてからダイビングエルボーアタックを命中させる。

 リングに戻ると勝負と見たカリスマはラ・ミスティカを狙うが、堪えた樋口がノド輪落としで叩きつけ、ダイビングボディープレスで圧殺。ぶちかましはカリスマがドロップキックで迎撃も、倒れない樋口はラリアットからぶちかましで吹き飛ばす。

 樋口はドクターボムを決め、もう一発を狙うがカリスマがスリーパーで逃れるが、エプロンのカリスマに樋口が逆水平から雪崩式ブレーンバスター狙いはカリスマがキックの連打で逃れると、雪崩式ペティグリーからラ・ミスティカ式クロスフェースで捕獲、樋口は起き上がるも、カリスマは強引にクロスオーバー・フェースロックで移行して樋口は無念のギブアップで脱落となってしまう。

 試合後には前日の横浜大会で挑戦を迫っていた吉村直巳が男色ディーノを従え登場、改めて挑戦を迫るが、カリスマはNO!と返答して次期挑戦者は島谷を指名するも、吉村はラリアットで島谷をKOして改めて挑戦を迫る。

 それでもNOと返答するカリスマに、吉村が「今、海外でDDTと言えば、キャンディ(・レライ)にフラれた哀れな男がチャンピオンのフニャ●ン団体って言われてんねん、それと今向こうで、チビで、ダサい、ロン毛の男のことを“ササキ”って言うねんて~。キャンディスも言うとった。チビでダサいロン毛の佐々木なんかに花なんかもらって困ってるって言うとった。こんな花もらってもどうしようもないし、捨てるに捨てられへん。DDTにお世話になってるからなーって言うとったし」とアメリカでのカリスマの評判を聞かせると、一旦凹んだカリスマが激怒して吉村に襲い掛かり、挑戦を受諾、1月3日での後楽園大会での選手権が決定する。

 

 これで優勝決定戦はHARASHIMAと潮崎に絞られ、二人はメインで対戦。差し合いから潮崎が押し込んで逆水平はHARASHIMAがいなしてハイキック、潮崎はいなしてラリアット狙いはHARASHIMAがかわすなど、火花を散らす。

 HARASHIMAは猪木アリ状態から仕掛けてストマックブロックを決めると、セカンドコーナーに潮崎を固定してフットスタンプ、コブラツイストと脇腹攻めでスタミナを奪いにかかる。エプロンに逃れた潮崎にHARASHIMAはミドルキックに対し潮崎は逆水平で応戦してDDT、エプロンに固定してニーで一気に流れを変え、場外マットも剥がしてDDTで突き刺す。

 リングに戻ると潮崎はキックからニードロップ、HARASHIMAはエルボーで応戦も受け流した潮崎は逆水平、バックハンドエルボーから首四の字と首攻めでペースを掴み、HARASHIMAのエルボーを受け流して回転地獄五輪、ランニングエルボーから手刀、滞空式バックドロップと攻め込む。

 潮崎の串刺しを迎撃したHARASHIMAはジョンウーを発射、串刺しビックブーツから雪崩式ブレーンバスター、ファルコンアローの連続技で反撃しスワンダイブボディープレスを投下するが、山折り狙いは、潮崎は逃れると、突進するHARASHIMAにドロップキック、串刺し逆水平からマシンガンチョップ、ランニング手刀、潮崎はコーナーでの肩固めで宙吊りし雪崩式ツイスターを敢行する。

 潮崎は突進するがHARASHIMAはジャンピングハイキックで迎撃して両者ダウン、立ち上がってエルボー合戦、力強さで潮崎が優るが、HARASHIMAはミドルキックの連打、潮崎は逆水平、ラリーもHARASHIMAが連打で打ち勝ち、潮崎は十字チョップからローリング袈裟斬りはHARASHIMAがハイキックで迎撃する。

 HARASHIMAはリバースフランケンから蒼魔刀を狙うが、キャッチした潮崎はコーナーに叩きつけ、シットダウン式パワーボムから豪腕ラリアットはHARASHIMAが蒼魔刀で迎撃、しかしミドルキックの連打もキャッチした潮崎はHARASHIMAのビンタを受けきって豪腕ラリアットを炸裂させる。

 潮崎はフィッシャーマンズバスターからリミットブレイクを狙うが、HARASHIMAが着地して水面蹴り、顔面への膝蹴り、バスソーキックを狙うが、潮崎が豪腕ラリアットで迎撃して左のラリアット、旋回式ゴーフラッシャーから豪腕ラリアットで3カウントを奪い、単独トップで優勝決定戦に進出した。

 試合後は竹下が登場、潮崎が「俺を止めれんのか?」と迫れば、「俺はアンタを越えるんや」と潮崎を挑発、優勝決定戦に向けて火花を散らした。

 

 竹下はHARASHIMA、石川修司、男色ディーノと様々な壁を乗り越えてきたが、今回立ちはだかった壁である潮崎はGHCヘビー級王座も3度戴冠し、今年のグローバルリーグでも王者である杉浦貴をも降し、全日本では三冠ヘビー級王者にもなった実績を持つ、おそろしくハードルの高い壁、だが竹下にとってもメジャーでトップの選手に並びたてるかの最大のチャンス、竹下に潮崎を超えられるのか、12・30後楽園は竹下にとって大勝負となる。