1月13日 大日本プロレス「問ワズ語り~TO WAS GAT EARLY」後楽園ホール 1063人
(試合内容は実況ツイートより)
<第1試合 15分1本勝負>
菊田一美 ○石川勇希(8分50秒 横入り式エビ固め)関札皓太 ×竹田光珠
<第2試合 20分1本勝負>
鈴木秀樹 宇藤純久(7分56秒 レフェリーストップ)×加藤拓歩 兵頭彰
※変形脇固め
<第3試合 20分1本勝負>
○浜亮太 中之上靖文 佐藤耕平(12分29秒 体固め)橋本大地 神谷英慶 ×河上隆一
※オオキドプレス
<第4試合 アストロノーツ~スペシャルシングルマッチ 30分1本勝負>
○野村卓矢(10分44秒 スリーパーホールド)×阿部史典
<第5試合 スペシャルシングルマッチ 30分1本勝負>
○TAJIRI(9分2秒 首固め)×吉野達彦
<第6試合 大日本プロレスvsZERO1~スペシャルタッグマッチ 30分1本勝負>
○大谷晋二郎 高岩竜一(19分23秒 片エビ固め)橋本和樹 ×青木優也
※袈裟斬りチョップ
<第7試合 大日本プロレスvs全日本プロレス~世界タッグ選手権試合 60分1本勝負>
【挑戦者組】○関本大介 岡林裕二(26分14秒 ジャーマンスープレックスホールド)【第83代王者】諏訪魔 ×石川修司
☆暴走大巨人が5度目の防衛に失敗、関本&岡林が第84代王者となる
関本、伊東竜二のデビュー20周年を記念した大日本後楽園大会2連戦が開催され、初日はストロング中心の編成となった。
メインイベントは全日本プロレスの暴走大巨人が保持する世界タッグ王座に、関本&岡林のストロングBJが挑戦、2日の全日本後楽園大会でジョー・ドーリング&ディラン・ジェイムスのザ・ボンバーから防衛を果たした暴走大巨人にストロングBJが挑戦を表明した。ストロングBJは2017年10月まで王座を保持していたが、21日の全日本プロレス横浜文体大会で秋山準&大森隆男のワイルドバーニングの挑戦を受ける直前で岡林が肩を負傷したため欠場し王座は返上、関本はパートナーを伊東竜二に変えてワイルドバーニングとの王座決定戦に臨んだが敗れ、王座を明け渡している。挑戦を受諾した暴走大巨人は敢えてアウウェイのリングである大日本に乗り込み防衛戦に臨んだ。
序盤は挑戦者のストロングBJが石川を狙うも、石川のキチンシンク関本の動きが止まると、諏訪魔もキチンシンクで続き、関本が前蹴りもキャッチした諏訪魔はキャプチュードから場外戦を仕掛け、諏訪魔が西側看板に関本を何度も叩きつけ、リングに戻るとロープ越しでのエルボー合戦、諏訪魔がロープ越しでスリーパーで捕獲、関本は場外でグロッキーも、諏訪魔は容赦なく場外でダブルチョップを浴びせる。
リング内でも石川が岡林にビンタから頭突きで排除すると、コーナーに倒れ込んだ関本にもエルボーの連打、諏訪魔はキチンシンクから左のラリアット、スロイダー、交代した石川がスリーパーで絞めあげ、関本が逃れ突進するが石川がツームストーンパイルドライバーで突き刺す。
石川は串刺し狙うが、関本がスピアーで迎撃すると、岡林に代わると石川にボディースラム、カットに入った諏訪魔もろとも両腕ラリアットを浴びせ、石川にコーナーで逆水平の連打を浴びせ、ブレーンバスターで投げる。
岡林は石川をアルゼンチンバックブリーカーで担ぎ上げ、関本も諏訪魔を担いで競演を完成、しかし岡林の串刺し狙いは、石川が迎撃すると32文ミサイルキックを発射、交代した諏訪魔もラリアットを狙う岡林にフライングショルダー、串刺しラリアットからスロイダーと続く。
諏訪魔はラストライドを狙うが、岡林がリバースすると、逆水平もロープへ走ったところで諏訪魔がジャーマンを狙うが、諏訪魔の髪を掴んだ岡林がKUBINAGEで投げ、岡林がラリアットもビックブーツで迎撃した諏訪魔はジャーマン、しかし諏訪魔のラリアットも受けきった岡林が突進する諏訪魔にパワースラムで叩きつける。
関本vs石川となり、エルボー合戦から関本がショートレンジラリアット、アバランシュホールドからフロッグスプラッシュ狙いは石川が雪崩式ブレーンバスターで投げ、ここで諏訪魔が入って暴走大巨人が連係で関本を蹂躙、サンドウィッチラリアットを炸裂させ、カットに入った岡林には諏訪魔がバックドロップで排除すると、石川が関本にジャイアントニーから暴走大巨人がラリアットの連打、諏訪魔のスロイダーから石川がジャイアントニーと関本を追い詰めにかかる。
石川はラリアットを狙う関本にドラゴンスープレックスからジャイアントニーを浴びせ、諏訪魔が再び岡林を排除すると、石川が関本にジャイアントニーからファイヤーサンダーで突き刺し、スプラッシュマウンテンで勝負を狙うが、岡林がラリアットでカット、諏訪魔にもラリアットを狙うが、かわした諏訪魔はバックドロップで投げ、4選手がダウンとなる。
試合権利のある石川と関本がラリアットの相打ちとなるが、関本が頭突き、ジャイアントニーを狙う石川をジャーマンで投げてからラリアットを浴びせ、ぶっこ抜きジャーマンは狙いは、諏訪魔がカットも、岡林が入るとダブルチョップの乱打で抵抗する諏訪魔を眉山で排除する。
関本は石川に串刺しラリアットからジャーマンは石川が逃れると、エルボーと逆水平のラリーから関本が延髄斬り、石川はキチンシンクで応戦してジャイアントニーを狙うが、関本がキャッチしてラリアットを炸裂させると、ロープへ走ってのラリアットからぶっこ抜きジャーマンで3カウントを奪い、ストロングBJが1年3ヶ月ぶりに王座を奪取、デビュー20周年を迎えた関本もBJWストロングヘビー、ZERO1の世界ヘビーに続いて世界タッグ王座奪取で三冠王となった。
試合後は観客が大日本コールで新王者組を祝福、新王者となった関本&岡林も観客に感謝の言葉を述べ、大会を締めくくった。
今回は関本が長く捕まる展開が多かったが、随所で岡林がフォローして勝利に繋げることが出来た。ストロングBJにとって世界タッグ王座は置き忘れたもの、保持していたにもかかわらず、岡林の負傷で返上せざる得なくなった。しかし暴走大巨人を降すことで置き忘れたものを取り返すことが出来た。
一方の暴走大巨人は三冠ヘビー級王座に挑戦を表明している諏訪魔的には痛い敗戦、三冠王座には野村直矢も挑戦表明しているが、これが今後どう響くか…
セミファイナルではジュニアバーンズが、初代IWGPジュニアタッグ王者コンビの大谷&高岩と対戦、ジュニアバーンズが奇襲をかけて大谷&高岩を分断も、大谷&高岩が青木を捕らえて形成を逆転させリードを奪い、大谷は定番である顔面ウォッシュを浴びせる。
後半からは和樹が奮起して高岩をクロスフェースで捕らえ、高岩にデスバレーボムを決めるも、意地で起き上がった高岩は自分の必殺技であるデスバレーボムで応戦してからラリアットを炸裂させる。
ジュニアバーンズは高岩を連係で捕らえにかかるが、高岩は二人にラリアットを浴びせ、青木にはパワーボムを決め、大谷も青木のタイガースープレックス狙いを阻止してジャーマン、それでもタイガースープレックスを狙う青木に袈裟斬りチョップを浴びせると、ドラゴンスープレックスから袈裟斬りチョップで3カウントを奪い勝利を収め、試合後も大谷が「もっともっとプロレスを好きになれ!」とジュニアバーンズを激励した。
第5試合では吉野が古巣に参戦したTAJIRIと対戦、インサイドワークで翻弄するTAJIRIはグラウンドで吉野からリードを奪う。吉野もTAJIRIのハンドスプリングを読んで、時間差ラリアットで反撃すると、プランチャで形勢を変える。
リングに戻った吉野はスワントーンボムを狙うが、TAJIRIがかわして自爆させると、バスソーキックを狙うが、かわした吉野がTAJIRIのお株を奪うかのよう二レフェリーと交錯させると、TAJIRIのグリーンミストもガードしてランニングニーが炸裂してカバーも、レフェリーが不在でカウントが入らない。この隙を突いたTAJIRIはレッドミストを噴射してから丸め込み3カウントを奪う。試合後にマイクで「大日本ジュニアって全然噂に聞かない、何にも耳に届いてない」と発言すると、関札が怒りTAJIRIに詰め寄り、吉野も「大日本ジュニア全員でオマエをぶっ殺す!」と宣戦布告した。
TAJIRIは田尻義博として大日本プロレスに所属していた時は、第一期の初代BJW認定ジュニアヘビー級王座にもなった。そういった意味では第一期の王者だったTAJIRIと、第二期である現在の大日本ジュニアとの戦いになる。第一期を経験しているTAJIRIの参戦は大日本ジュニアにとって大きな起爆剤になるだろう。
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