11月17日 NOAH「GLOBAL LEAGUE 2018」エディオンアリーナ大阪 第二競技場 925人超満員
(アピール、コメントなどはプロレス格闘技非会員版より)
<第1試合 西京運輸 presents 16選手参加バトルロイヤル>
◯熊野準(9分54秒 エビ固め)×大原はじめ ×YO-HEY
※退場順=稲村愛輝 常剣鋒 コーディ・ホール Hi69 田中稔 小川良成 井上雅央 林棟軒 タダスケ 原田大輔 宮脇純太
<第2試合 GLOBAL LEAGUE 2018 Aブロック公式戦 30分1本勝負>
【1勝3敗=2点】◯クワイエット・ストーム(8分1秒 片エビ固め)【1勝5敗=2点】×長井満也
*50cm腕ラリアット
【2勝3敗=4点】○清宮海斗 (11分27秒 タイガースープレックスホールド)【2勝2敗=4点】×モハメド ヨネ
【試合後の清宮】
清宮「ハァハァ…めっちゃキツかったー! いてえ…いてえ……キツい、キツいよ」
――やられまくった末にヨネに初勝利となったが?
清宮「勝ったけど、ダメージは俺のほうが多いんじゃないですか? ってえ…」
――3連敗して後がない状況だったが?
清宮「厳しい戦いになるのは分かってたんで。リーグ戦、もう後がない。しがみつく思いで今日もやりました」
――次は潮崎だが?
清宮「今日みたいな、試合にすべてを集中させていけば、必ず超えられると思います…!」
<第4試合 GLOBAL LEAGUE 2018 Bブロック公式戦30分1本勝負>
【4勝1敗=8点】○潮崎豪(6分49秒 片エビ固め)【2勝1敗=4点】×マイバッハ谷口
*豪腕ラリアット
【試合後の潮崎】
――マイバッハ戦を振り返って?
潮崎「因縁ある相手だし、フーリガンズで今やってるけどね。もっともっと盛り上げていってるモノを見せてもらわないとね。こっちもやりがいが無いし。もっとマイバッハ谷口の強さというものをね、アイツ自身が自分を見つめ直して、出してくればもっと手強くなると思うし。今日の時点では、まだ負けるワケにはいかないよ」
――連敗をまぬがれて4勝目、ブロック首位をキープしているが?
潮崎「昨日みたいな悪夢はいらない。もう必要ない。1敗をつけられたのは悔しいけど、俺がこのまま残りは全勝でいくぞ」
<第5試合 GLOBAL LEAGUE 2018 Aブロック公式戦 30分1本勝負>
【3勝2敗=6点】○丸藤正道(12分6秒 片エビ固め)【2勝2敗=4点】×齋藤彰俊
*生膝虎王
【試合後の丸藤】
――齋藤とのパートナー対決だったが?
丸藤「(※コメントスペースに座り込んで左肩をアイシングしながら)ホントに…こんなんじゃダメだけど、見ての通りバッドコンディションだ。でも、だからって負けるワケにはいかないし…。年齢のせいにもキャリアのせいにもしたくない。このバッドコンディションは俺のせいだ。杉浦貴を見れば分かるだろ。あのトシであのコンディションだ。自分という人間が情けなく感じるけども、意地でも勝たないといけない」
――2連敗からの3連勝だが?
丸藤「俺はもっと面白い試合を、もっと最高の試合を全国の皆さんに見せなきゃいけないのに……情けないな」
――いい試合をする余裕がない?
丸藤「まったく無い。だけど、やるしか無いんだ」
――次はストームだが?
丸藤「キツいな。キツいけども、勝ち続けます。もう勝ち続ける」
<第6試合 30分1本勝負>
○杉浦貴 樋口和貞(11分57秒 片エビ固め)マサ北宮 ×小峠篤司
*オリンピック予選スラム
<第7試合 GHCジュニア・ヘビー級選手権試合 60分1本勝負>
【第37代選手権者】○鈴木鼓太郎(15分44秒 片エビ固め)【挑戦者】×HAYATA
※マスドライバー
☆鼓太郎が初防衛に成功
(試合終了後、HAYATAを介抱するRATEL'Sの面々を眼下に、ベルト姿の記念撮影に入りかけたところで、タダスケがマイクを持つ)
タダスケ「おい鈴木鼓太郎! 次、俺に挑戦させろや!」
鼓太郎「あのな、俺はオジサンなんだから少しは休ませろよ。どうせ、出てきただけで挑戦者が決まるんだから、めんどくせーことは抜きにしてやってやるよ。でもな、言っとくぞ。お前(タダスケ)も、お前(YO-HEY)も、原田お前も、全員俺に負けてんだぞ。RATEL'S全滅だぞ? よぉく考えてかかってこい」
タダスケ「いったい、いつの話されてるんでしょう? 先月? 知らんわ。覚えてへんわ。過去のことにイチイチこだわってるヤツに負けたくないんじゃボケ! 俺がそのベルト取り返してやるからな!皆さん、応援よろしくお願いします!」
【試合後の鼓太郎】
――まずはHAYATA戦を振り返って?
鼓太郎「思いのほか、底力出してきたね。その調子で、もっと頑張ってください」
――『奥の手を先に出すな』と忠告していたが、RATEL'S殺法を出してきた
鼓太郎「いいんじゃない? 全滅組の友情パワーでしょ? それをもってしても俺には勝てなかったってことでしょ」
――タダスケが挑戦表明してきたが?
鼓太郎「表明もなにも、俺は『やる』って言ってないのに、勝手に決まったでしょ。どうせ俺が何を言ったって決まっちゃんだったら、手っ取り早く受けたほうが早いでしょ? 結末は決まってんだからさ。でもさっきも言ったけど、お前ら全滅してるんだからさ。それ良く考えてリングに上がれよ」
――軍団としての今後を考えたほうがいいと?
鼓太郎「違うよ。お前の立ち位置だよ。次、どこで決まるかわからないけど、リングに立つ時の自分の気持ちだよ。しっかりしろよ。ただ挑戦して、いいとこだけ見せて、俺の前に散るのか? だいたいね、リーグ戦で負けてるヤツが挑戦して勝てるワケないでしょ? どこに挑戦権があるの?」
――タダスケは過去のことは関係ないと言っていたが?
鼓太郎「過去を考えてねーから、今の位置なんじゃねーの? ま、それだけ過去に何も無かったってことか。俺には過去にいろいろあったから。それを忘れて今の自分は無いよ」
――“面白いことをやりたい"から獲ったベルトだが、初防衛を経て愛着がよみがえった?
鼓太郎「愛着は昔から持ってるよ。そこは変わらないけど。これを持ってやりたいことがあるから。まぁ(丸藤正道の)リーグ戦が終わるまでは邪魔する気はないし。リーグ戦終わったくらいには返事聞きたいね。お願いしますよ、兄(あに)弟子さん。かわいい弟(おとうと)弟子の頼み事は聞いてくれるのが兄弟子だからね。期待してますよ。俺も足元すくわれないようにしないと。“全滅組"相手だけど、ちゃんと気ぃ張ってやっていきますよ」
<第8試合 GLOBAL LEAGUE 2018 Aブロック公式戦 30分1本勝負>
【3勝2敗=6点】○拳王(16分48秒 片エビ固め)【4勝2敗=8点】×中嶋勝彦
*ダイビングフットスタンプ
(試合終了後)
拳王「どんなにキツくても、どんなに痛くても、このリング、それが当たり前だろ!? どんなにフラフラでも、最後にリングに立ってたのは、この俺・拳王だ! そして、グローバル・リーグ。2敗はしてるけど、最後まで希望を捨てずに立って、優勝するのもこの俺・拳王だ! 大阪のクソヤローども、今日はこんなにたくさんのご来場、どうもありがとな!いいか!? 日本中探しても、世界中探しても、てめーらクソヤローどもがな、幸せにプロレス会場を後にできるのは、この俺・拳王だろ!?そうだよな! テメーら、大阪のクソヤローども! テメーらがまだ見たことがない、素晴らしい景色を見せてやるからな! プロレスリング・ノアの…プロレスリング・ノアの!…プロレスリング・ノアの!!希望の光になる、この俺・拳王についてこい」
【拳王の話】「グローバル・リーグ、2敗はしてしまったけど、自力優勝は無くなったけど。最後まで何を捨てたらダメなんだ? テメーらクソヤローども分かるだろ? 希望を捨てたらいけねーんだろ!? 希望を捨てたら優勝なんて見えてこねーわ。俺はずっと優勝する気でいるぞ! 残り2試合勝って俺が優勝するんだ。そして杉浦の持つベルトを取り返すんだ。そして一番最初の挑戦者は丸藤正道。テメーら“ノアの顔"の首を狙ってやるわ!」
今回はNOAH「GLOBAL LEAGUE 2018」大阪大会を観戦するためにエディオンアリーナ大阪第二競技場を訪れたが、今回は東方英雄伝層はほんの少し入っていただけだが超満員を記録、本当に良く入っていたと思う。
メインはAブロック公式戦で8点の中嶋と6点の拳王が対戦、二人の対戦は1年ぶりでこの時は30分フルタイムのドローとなるも、現在の中嶋は人でなしスタイルに変貌を遂げていることから、どういう試合になるのか注目していた。
序盤は中嶋が例ごとく拳王の間合いに付き合わず、場外へエスケープするなど焦らしにかかる、中嶋がリングに戻ると拳王が強襲をかけるが、中嶋がカウンターで拳王の左膝めがけて低空ドロップキックを放つと、拳王は一気に失速、中嶋が徹底した左膝攻めでリードを奪い、拳王も右ミドルから四つんばいになった中嶋にフットスタンプ、後頭部へのダブルニーと得意のパターンに持ち込むが、右のミドルで反撃を狙うが、キャッチした中嶋は右膝にもエルボーを何度も落とすなど右膝までも痛めつけにかかる。
劣勢の拳王はキック合戦を右ミドルで制し、ソバットから高速ドラゴンスープレックスで投げると、蹴暴からダイビングフットスタンプを投下するが、かわした中嶋が着地した拳王をレッグシザースでターンバックルに直撃させてから顔面蹴り、前後からのサッカーボールキックの乱打を浴びせる。
二人はジャーマン合戦から中嶋が左ミドルキックを浴びせると、バーティカルスパイクで勝負を狙うが、拳王が逆に垂直落下式ブレーンバスターで突き刺し、中嶋もバックドロップで応戦すると、顎へのトラースキックからランニングローキック、バーティカルスパイクを決め勝負あったかに見えたが、拳王はカウント2でキックアウトする。
中嶋はならばと人でなし顔面ローキックを狙うが、かわした拳王は中嶋のハイキックもかわしてから、逆にハイキックを炸裂させ、蹴暴からダイビングフットスタンプで3カウントを奪い6点目を獲得した。
試合後に拳王が後楽園同様"キボウ"という言葉を使ったが、間違いなく逮捕された男のことを差していると思う。あの男は自分から逃げたかもしれないが、拳王は決して逃げない、自分が逃げずにNOAHを押し上げてやる、それが拳王の訴えたいことなのかもしれない。その後”あの男”の記事を見たが、自分もあの男に関しては言いたいことはまだ山ほどある、それは後日言うとして、かつてNOAHにいたあの男が足を引っ張ったとしても、現在のNOAHはたくましくもあり揺るぎもしない。それが全てでもある。
丸藤vs彰俊のGHCタッグ王者対決は、シリーズ中に左肩まで痛めた丸藤を彰俊が容赦なくショルダーアームブリーカーで左肩を攻め、丸藤は彰俊をエプロンに誘い込んでエプロンでのパイルドライバーを狙うが、両肩の痛みで上がらず、逆に彰俊のDDTを喰らってしまう。
彰俊は踵落としや腕十字を駆使して左肩を攻めるが、場外戦でラリアット狙うと鉄柱に誤爆させてしまうと、丸藤はショートレンジで鉄柵に何度も叩きつけ、エキサイトして金具まで持ち出すがレフェリーが制止する。
丸藤は鞭のようにしなる逆水平、ステップキック、ジャストパッチ、時間差ロープワークからのラリアットで攻勢に出るが、彰俊は再びショルダーアームブリーカーを狙うと、丸藤はスリーパーで捕獲、しかしコーナーに押し込んだ彰俊は串刺しラリアットを浴びせる。
彰俊は踵落としから、串刺しを狙うが、迎撃した丸藤はトラースキックイリュージョンを放ち、突進するが彰俊はスイクルデスで迎撃し、デスブランドを狙うも着地した丸藤は虎王を連発、だが彰俊もスイクルデスで応戦して両者ダウンとなる。
しかしダウンしている間に丸藤は生膝をセットすると、起き上がってすぐ生膝虎王を炸裂させて3カウントを奪い、3勝目を獲得するが、逆水平の影響で右肩が悪いのにもかかわらず、反対側の左肩も痛めてしまったことで、丸藤にとって苦しい試合が続くことになりそうだ。
ストームvs長井は、長井の奇襲をストームが返り討ちも、場外戦で反撃した長井が流れを変える。しかし串刺しを迎撃したストームは低空式クロスボディー、長井もキチンシンクで返して魔界ドライバーで突き刺し、ストレッチプラムで絞めあげる。
長井はキャプチュードを決めるも、ストームはボディーアタックで応戦し、クロスボディーから垂直落下式ブレーンバスター、そして50cmウデラリアットを炸裂させて3カウントを奪い、公式戦初勝利を収める。
Bブロックはヨネが清宮と対戦し、清宮の攻めをファンキーバスターポーズで急ブレーキさせたヨネが場外戦で圧倒、リング内でも首攻めでリードを奪う。なかなかリードを奪えない清宮にヨネは串刺しラリアットからラリアット、そしてキン肉バスターを狙い、前へ不時着した清宮だったが、攻勢に出ることが出来ず、ヨネはランニングローキックを連発する。
ヨネはハイキックを炸裂するも、清宮も必死で食い下がってラリアットを狙うヨネにドロップキックを発射してからジャーマンスープレックスホールド、背中へのドロップキックからタイガースープレックスホールドで3カウントを奪い、2勝目を獲得する。
潮崎vs谷口は、潮崎の逆水平を受けきった谷口はラリアットから場外戦を仕掛け、鉄柵攻撃や客席で潮崎を痛めつける。リングに戻ってもラリアット、スライディングラリアットと谷口が攻め込むが、潮崎はDDTを連発してバックドロップで投げ、コーナーに押し込んでマシンガンチョップを乱打する。
潮崎はフィッシャーマンズバスター、逆水平と攻勢に出るが、谷口もラリアットからチョークスラムで叩きつけ、背中から前へとマイバッハプレスで勝負に出るも、潮崎は剣山で迎撃する。
それでも谷口は顔面への頭突きも、ラリアット合戦を制した潮崎がゴーフラッシャー、ラリアットの相打ちも左のラリアットから豪腕ラリアットを炸裂させて3カウントを奪い4勝目を収め、谷口は公式戦初黒星を喫する。
セミファイナルではGHCジュニアヘビー級選手権が行われ、王者の鼓太郎にRATEL'Sの刺客であるHAYATAが挑戦、序盤は鼓太郎のリーブロックをマンハッタンドロップで迎撃し、側面からのドロップキックを放って先手を狙ったHAYATAだったが、鼓太郎は素早く場外に逃れる。
リングに戻ると鼓太郎はボディーへのエルボーの連打で先手を奪い、鉄柵を使ってのボディー攻めやボディーエルボー、リングに戻ってセカンドロープからのフロッグスプラッシュ、コーナーに逆さ吊りにしてからボディーに串刺しドロップキックボディーシザースなどでHAYATAのスタミナを奪い、ピットも炸裂させる。
劣勢のHAYATAはロープ越しのジャンピングハイキックで鼓太郎を場外へ追いやると、ノータッチトペコンを発射、リングに戻ってスワンダイブミサイルキック、ジョンウーからスイングDDTと攻め込むが、鼓太郎はファンネルで応戦、三沢魂エルボースイシーダを炸裂させる。
鼓太郎はブルーディスティニーを狙うが、逃れたHAYATAはクロスフィックスを連発も、鼓太郎はエンドレスワルツで応戦、HAYATAはスーパーキックすれば、鼓太郎も左右エルボーで応戦、だがローリングエルボーをスーパーキックで迎撃したHAYATAは回転延髄斬り、だが突進したところで鼓太郎はエクスガリバーで突き刺す。
二人はエルボー合戦も、鼓太郎はボディーエルボー、しかしHAYATAは原田の技であるターンオーバーニー、YO-HEYの顔面Gも炸裂させ、その場飛びシューティングスターからムーンサルトプレスの連続技、ローリングセントーン、ムーンサルトプレスと鼓太郎を追い詰めていく。
勝負と見たHAYATAはヘデックを狙うが、堪えた鼓太郎はストマックブロックを浴びせ、ブルーディスティニーの体勢からストマックブロック、正調ブルーディスティニーと逆にHAYATAを追い詰めていく。
鼓太郎は三沢魂タイガードライバーを狙うが、HAYATAが堪えると、鼓太郎はダブルアーム式ストマックブロックからマスドライバーを決めて3カウントを奪い王座を防衛、試合後はタダスケが挑戦を表明、これを受けて11・25後楽園での選手権が緊急決定となった。YO-HEY、原田そして今回のHAYATAと立て続けにRATEL'Sが敗れたことでタダスケが最後の砦となったが、NOAHへ移籍してからタイトルがまだないタダスケは今度こそタイトル奪取なるか?それとも三沢魂を背負った鼓太郎がNOAHジュニアを完膚なきまで破壊するか・・・?
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