1月4日 新日本プロレス「バンドリ! ガールズバンドパーティ! presents WRESTLE KINGDOM 13 in 東京ドーム」東京ドーム 38162人満員
(試合内容は実況ツイートより)
<第8試合 IWGPインターコンチネンタル選手権試合 ノーDQマッチ 60分1本勝負>
【挑戦者】○内藤哲也(22分35秒 片エビ固め)【第19代王者】×クリス・ジェリコ
※デスティーノ
☆ジェリコが2度目の防衛に失敗、内藤が第20代王者となる
<第9試合 IWGPヘビー級選手権試合 60分1本勝負>
【挑戦者/G1 CLIMAX 28優勝者】○棚橋弘至(39分13秒 片エビ固め)【第66代王者】×ケニー・オメガ
※ハイフライフロー
☆ケニーが4度目の防衛戦に失敗、棚橋が第67代王者となる
2019年度の東京ドーム大会のメインはケニーの保持するIWGPヘビー級王座に、G1 CLIMAX28を制した棚橋が挑戦、二人の対戦は2度目で2016年2月14日の長岡大会以来で2年半ぶり、この時は中邑真輔の返上したIWGPインターコンチネンタルを巡って決定戦が行われ、ケニーが棚橋を片翼の天使で3カウントを奪い王座を奪取したが、このときのケニーはBULLET CLUBのリーダーになったばかりで、ヒールだったが、現在のケニーを見たら過去の戦績も関係ないだろう。ケニーのハードコアを取り入れたスタイルを「品がない」と批判した棚橋に対し、自身のスタイルが新日本の未来と考えるケニー、二人のイデオロギーのぶつかり合いも試合の争点となった。
フィンガーロックから始まり、一旦離れると、棚橋はビンタでいきなりプレッシャーをかける。ケニーが押し込んで軽くビンタだが、棚橋がビンタで返すと、これに怒ったケニーがビンタ、棚橋の旋回式クロスボディーはケニーが阻止も、棚橋はコブラツイスト、サムソンクラッチからレッグロックとあくまでレスリングに拘って先手を狙いにかかる。
棚橋はインディアンデスロックで捕らえ、ケニーが決められたままでビンタを放つと、再びビンタの応酬、ケニーはエルボーの連打に対し、棚橋はエルボースマッシュから突進するが、ケニーがキチンシンクからエルボードロップ、背中へサッカーボールキックの連打、コーナーへ踏みつけ、背中へエルボー、意外にもオーソドックスに腰攻めでリードを奪い、サッカーボールキック、棚橋の顔面を張ってからバックドロップ、棚橋は場外も、追いかけたケニーがエプロンへバックドロップで叩きつける。
ケニーは鉄柵攻撃から突進は棚橋がドロップキックで迎撃するが、ケニーは放送席の角めがけてボディースラムで投げ、鉄柵使ったケブラータを発射、ケニーがテーブルを持ち出し『ヒンガナイ」と挑発してテーブルをセットも、棚橋は反撃、テーブルを使わずにケニーをリングに戻す。
棚橋はエルボーも、ケニーは逆水平、棚橋はフライングフォアアームから串刺しはケニーが迎撃も、棚橋はドラゴンスクリューからドロップキック、セカンドコーナーからサマーソルトドロップと得意のパターンに持ち込む。
棚橋は突進もケニーは逆水平からコタロークラッシャーを決め、場外へ逃れた棚橋にトペコンの構えも、リングに戻った棚橋がドロップキックで強襲、だが突進はケニーがフランケンシュタイナーで再び場外へ追いやり、ノータッチトペコンを命中させる。
リングに戻ったケニーは背後からミサイルキック、高速ドラゴンスープレックスを連発してからVトリガー、カミカゼからムーンサルトはケニーがバランスを崩し、それでもムーンサルトプレスを狙いに、コーナーも昇ろうとするが、棚橋は雪崩式グラウンドドラゴンスクリューでケニーの足に大ダメージを与える。
棚橋はツイストアンドシャウトからテキサスクローバーホールドで捕獲、ケニーが逃れたところで、ここ一番で出るスタイルズクラッシュを決めるが、勝負と見てハイフライフローを投下も、ケニーが剣山で迎撃する。
ケニーはコーナーで座り込んだ棚橋にVトリガーを発射も、棚橋がかわすとコーナーポストへ直撃、棚橋はロープ越しのドラゴンスクリューからエプロンでスリングブレイドを決め、テーブルに寝かせて、テーブル貫通ハイフライフローがを投下も、かわされて自爆してしまい大ダメージを負う。
ケニーが棚橋をリングに戻すと、棚橋をセカンドロープにうつ伏せにしてから、ダイビングフットスタンプ、パワーボムを連発してから、シットダウン式ラストライド、クローで絞めあげてから、Vトリガーは棚橋がスリングブレイドで迎撃、エルボー合戦からケニーが往復ビンタ、逆水平を浴びせ、棚橋はビンタの連打も、ガードした打ち返したケニーは亀になった棚橋の脇腹へニーを浴びせてからジャーマン、掟破りのスリングブレイド、掟破りのハイフライフロー、Vトリガーと畳みかけるが、棚橋は意地で倒れない。
棚橋のビンタに対しケニーは膝蹴りも、キャッチした棚橋は軸足へ低空ドロップキック、しかしロープへ走ろうとするところでケニーがリバースフランケンからVトリガーが炸裂、そそて片翼の天使を狙うが、棚橋が掟破りのリバースフランケンで切り返す。
棚橋はドラゴンスープレックスからハイフライアタック、そしてハイフライフローを投下して勝負あったかに見えたが、ケニーはカウント2でキックアウト、棚橋は再度コーナーへ昇るが、ケニーがVトリガーを浴びせると雪崩式ドラゴンスープレックスで投げ捨てる。
ケニーはVトリガーを炸裂を炸裂させると、今度こそ片翼の天使を狙うが、棚橋がヘッドシザースホイップで切り返すと、スリングブレイドからハイフライフローで3カウントを奪い王座を奪取した。
棚橋は最初のハイフライフローもキックアウトされ、ケニーの掟破り技も喰らい何度も窮地に立たされた、だが心は折れなかった、それが棚橋の見せた新日本プロレスだった。暗黒時代でも政治的な部分で振り回されては何度も踏まれ、IWGPヘビー級王座戦線から後退してからも再浮上したかと思ったら何度も時代の前に踏まれて続けてきたが、棚橋は心は折れなかった。それが棚橋が伝えたかった新日本プロレスではないだろうか・・・
再び太陽が戻った棚橋の前に第7試合でオカダを破ったジェイが現れ挑戦を表明した。10月の両国で対戦した時はジェイがまさかの首固めの前に逆転負けを喫していることから、今度は決着戦の意味合いの込めての対戦になるだろう。
IWGPインターコンチネンタル選手権は反則ありのノーDQマッチで行われ、入場してベルトをかざすジェリコを内藤が強襲をかけて開始となり、殴り合いから鉄柵攻撃、マフラーでのチョーク攻撃、花道に連行してパイルドライバーを敢行、リングに戻ってコーナーポストで殴打して内藤が先手を奪う。
内藤がティヘラからラリアットでジェリコを場外へ追いやり、フェイントからトペ狙うが、リング下から竹刀を持ち出したジェリコが竹刀で一撃を加え、メッタ撃ちにしてから、コーナーから面を浴びせ、竹刀でチョーク攻撃、竹刀を首に押し込んでストンピングと一気に形勢を逆転させる。
ジェリコはエプロンでも竹刀で一撃を浴びせ、三角飛びドロップキックからTVカメラを奪って内藤を撮影、場外ブレーンバスターから鉄柵の扉を挟んでニー、英語実況席でDDTと攻勢をかけ、ジェリコは勝手にゴングを鳴らして勝利をアピールも海野レフェリーは認めない。
リングに戻ってたジェリコはダイビングクロスボディー、内藤はエルボーもジェリコは本家ライオンサルトで応戦してバックドロップ、内藤を踏みにじってマッチョポーズを取り、「フユキさん!」と叫ぶ。
内藤はビンタで反撃してジャンピングエルボーアタック、後頭部へ低空ドロップキック、串刺しはジェリコは迎撃するが、キャッチした内藤は唾を吐いてから変形ネックブリーカー、ネックブリーカーから顔面を踏みにじってロスインゴポーズ、そして唾を吐く。
内藤はコーナーミサイルを狙うが、ジェリコがキャッチしてウォールオブジェリコで捕獲、内藤は身体を捻って逃れたがジェリコは延髄斬り、しかしコードブレイカーは内藤が逃れてトルネードDDTからグロリア、そしてデスティーノを狙うが、逃れたジェリコがウォールオブジェリコで再び捕らえ、内藤を追い詰める。
内藤は落ちていた竹刀で殴打して脱出、内藤は竹刀で一撃からロープへ振って胴へフルスイング、しかしもう一度のフルスイングはジェリコがかわしてコードブレーカーを決め、イス盛りを作ってからイスで殴打、イス盛りへパワーボム狙いは内藤がDDTで切り返す。
内藤は!掟破りのコードブレーカーから、竹刀を持ってコーナーも、ジェリコはイスを投げて阻止すると、ジェリコはブレーンバスターを狙うが、不時着した内藤はイスの上へジャーマンで投げ、デスティーノを狙うが、ジェリコは急所蹴りで逃れてコードブレイカーを決める。
そこでジェリコはベルトを持ち出して一撃を狙うが、内藤はコーナーへフラップジャックからランニングデスティーノを決め、ベルトを奪ってジェリコへ一撃からデスティーノで3カウントを奪い王座を奪還した。
これでジェリコは新日本から撤退かと思われたが、バックステージインタビューで継続参戦をアピールしIWGPヘビー級王座への挑戦も視野に入れる発言をした。相手がジェリコとなるとジェイより厄介な相手になるかもしれない。
そして大会前には2019年度の上半期の日程が発表された。
今年は4月20日には長らく開催していなかった愛知県体育館でのビックマッチも開催、昨年発表された4月6日のアメリカ・マディソン・スクエア・ガーデン大会だけでなく、G1開幕戦も7月6日にアメリカのテキサス州ダラスのアメリカ・アメリカン・エアラインズ・センター、8・31にはイギリス・ロンドンも決定。最終戦は昨年同様武道館3連戦、SUPER Jr最終戦も久々に国技館という大会場での開催となった。
そして驚いたのは来年の東京ドーム大会は1・4、5の二連戦、ドーム二連戦はアントニオ猪木体制でも成し得なかったことだが、これが成功となると、全国ドームツアーの再現も夢でない。新日本プロレスはどこまで高みを目指すのか、自分もわからなくなってきている。
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