ケニー・オメガがAEWに合流して副社長に就任、果たして驚異的な存在になるのか…?


 All Elite Wrestling(オールエリートレスリング/以下AEW)が5月25日の旗揚げ戦に向けてラスベガスでチケットアナウンスパーティーが開催され、まずパーティーの席上ではメキシコのAAAとの提携が発表され、現王者で日本ではDDTを主戦場にしているサミー・ゲバラの参戦が決定、AEW入りしたハングマン・ペイジはPAC(PACはDRAGON GATE参戦中のため出席せず、ビデオメッセージでの登場)との対戦が決定。新日本プロレスと契約更新せず離脱したバレッタとチャッキーTのベストフレンズも参戦してAEWと契約したことを表明した。

  女子部門からはOZアカデミーのアジャ・コング、東京女子プロレスからは坂崎ユカ、JWPやシュターダムに参戦が決定、AEWと提携したOWEのCIMAも登場して、ランキー・カザリアン&クリストファー・ダニエルズ&スコーピオ・スカイのSCUと提携した。

 最後には新日本プロレスと契約更新しなかったケニー・オメガも登場し、AEWと契約するだけでなく、団体の副社長に就任が発表され、ケニーは挨拶もクリス・ジェリコがケニーに殴りかかったが、社長のゴーディ・ローデスによって下げられた後で、ケニーが「Good bye & Good night!Bang!」でパーティーを締めくくった。

 飯伏幸太の参戦も希望しているファンもいただろうが、飯伏はあくまでフリーでゲスト参戦あったとしても、束縛を嫌うことからAEW入りは低いと見ていいだろう。

 WWEからはディーン・アンブローズやドルフ・シグラーも合流するという話もあるから、アメリカ進出を狙う新日本だけでなく、世界進出を狙うWWEにとっても競合相手が出来てしまったようだ。

 ただ気になるのは社長はトニー・カーン氏だが、ゴーディ・ローデス、ヤングバックス、そしてケニーが重役となっていることから、実質上はフロント主導型ではなく選手主導型で、彼らに現場をしきれる能力があるのか、また4人も重役という立場も出来たことで、それぞれの思惑も生まれる。そしてベストフレンズのように好待遇で集められた選手は期待通りに働いてくれるのか、そういった好待遇を得た人間は期待に応えるか、怠けるかのどちら、それをコーディらが上手くコントロール出来るのか、また怠ける人間らに足元を救われないかどうかだ。ケニーらが団体運営を甘く見ているようなら、今後は厳しいのかもしれない。